検査紙や血糖測定で調べることができる。
この記事では、食後過血糖について説明します。
まず、簡単に理解できるように下手ですが漫画をつけました。
ご覧ください。
漫画~食後過血糖について~
以上が漫画になります。
もう少し詳しく知りたい方は、関連記事の下に漫画では説明しきれなかったことを書きました。
ご覧ください。
[ad1]
糖尿病の関連記事
[toggle title=”糖尿病に関する記事の一覧です”]
糖尿病の合併症について





糖尿病の発症について




糖尿病の血液検査項目について



糖尿病の治療について







糖尿病の生活上の注意について


[ad1]
[/toggle]
食後過血糖とは?
通常、血糖値は食後に上昇し、インスリンの働きによって下降していきます。
糖尿病になると、食後の血糖値が高くなり(血糖値のピークも遅い)、その後の下降もゆるやかです。
また、空腹時の血糖値も高くなります。
食後過血糖というのは、空腹時の血糖値は正常ですが、食後の血糖値が糖尿病の人と同じくらい高い状態をいいます。
健康な人であれば、食後2時間たてば血糖値は正常に戻ります。
しかし、食後過血糖だと、食後2時間の血糖値は140mg/dlを超えます。
食後過血糖の原因は?
膵臓から分泌されるインスリンは、血中のブドウ糖を細胞の中に取り込み血糖値を下げます。
このインスリンの量が少なかったり、正常にインスリンが分泌されてもそのインスリンの効きが悪くなることで、食後過血糖が起きます。
インスリンの量が少なかったり、インスリンの効きが悪くなるのは、生活習慣が主な原因です。
運動不足、食べすぎでエネルギー過多になってくると、食後過血糖になっていきます。
食後過血糖のなにがいけないのか?
食後過血糖は糖尿病の予備軍となります。
このまま放っておくと、空腹時の血糖値も上昇していき、一日中血糖値が高い状態、つまり糖尿病を発症します。
食後の血糖値が高いだけでも、血管を傷つけ動脈硬化が進んでしまいます。
動脈硬化が進むと、脳梗塞や心筋梗塞になってしまいます。
食後過血糖を調べるには?
血糖測定
空腹時血糖値を測定しても、食後過血糖はわかりません。
またHbA1c を調べても、これは過去2,3か月の血糖の状態を示すものなので、基準値に収まることが多く食後過血糖がわかりません。
そのため、食後の血糖値を測るのがよいでしょう。
病院で測ってもらってもいいです。
また、血糖自己測定器といって、自分で血糖値を測ることができる器具があるので、これを購入してもいいでしょう。
尿糖測定
血糖自己測定器は、値段が少し高いです。
1万円くらいします。
まだ糖尿病になってない人が、これを買う人はめったにいないと思います。
そのため、もっと簡便な方法とるといいでしょう。
それは、尿糖検査です。
通常、尿の中に糖が排出されることはありません。
しかし、血糖値が一定上高くなると、尿に糖がでてきます。
これを検査します。
ドラッグストアなどで、尿糖検査紙というものが売っています。
これは、おしっこを検査紙につけると、尿の中に糖があるかどうかがわかります。
1000円くらいで手に入ります。
尿糖検査紙は、痛みもなく、安価なのがメリットです。
ただ、尿の中に糖が出てくるのは一般的に、血糖値が180mg/dl以上のときです。
食後過血糖は、140mg/dl以上のときなので、血糖値が140mg~180mg/dl のときは、食後過血糖がわからないのがデメリットになります。
尿糖は、検査紙だけでなく、電子尿糖計といって、センサーで尿糖を測定するものもあります。
尿糖検査紙は、尿に糖があるかどうかわかるだけですが、電子尿糖計は糖量を測ることができます。
[ad1]
食事の取り方を工夫しよう!
食後過血糖を防ぐためには食事の取り方も大事です。
食事をとるときはサラダをまず最初に食べましょう。
最初にサラダを食べてから、他のものを食べ始めると血糖値の上昇を抑えることができます。
ここで大事なポイントは、サラダを食べ切ってから他の食事を始めることです。
最初の一口だけサラダを食べたり、半分だけでは効果が得られません。
ただ、一番大事なことは生活習慣を治すことです。
結局これを改善しない限りは、いずれは糖尿病を発症してしまうでしょう。
食事、運動に気をつけて生活習慣を改善していきましょう。
以上になります。
最後まで読んでいただいてありがとうございました。