糖尿病の診断基準は?【薬剤師がわかりやすく説明】

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こんにちは、福井県福井市でホームページ制作をしている@じょうです。

このページでは、僕が調剤薬局で薬剤師をやっていたときに調べたことをまとめております。

どうぞ皆様の学習にお役立てください。

血糖値、HbA1c、症状などをみて糖尿病の診断がなされる

この記事では、糖尿病の診断基準を説明します。

まず、簡単に理解できるように下手ですが漫画をつけました。
ご覧ください。

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漫画~糖尿病の診断基準~

糖尿病の診断基準1糖尿病の診断基準2糖尿病の診断基準3糖尿病の診断基準4糖尿病の診断基準5糖尿病の診断基準6

以上、漫画になります。

もう少し詳しく知りたい方は、関連記事の下に漫画では説明しきれなかったことを書きました。
ご覧ください。

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糖尿病型について

血糖値とHbA1cは、それぞれ数値によって糖尿病「型」かどうかを振り分けます。
これは、あくまで「型」であって糖尿病と診断されたわけではありません。

血糖値の場合は、空腹時血糖値126mg/dl以上、または、それ以外の血糖値が200mg/dl以上のときを糖尿尿病型と呼びます。

『空腹時血糖値』というのは、前日の夕食後以降に水以外の飲食をせずに測った血糖値です。
『それ以外』というのは、食後2時間後血糖値および随時血糖値を呼ばれるもので、食事をした後に測った血糖値です。

そして、HbA1cの場合は、6.5%以上のときを糖尿病型と呼びます。

これら血糖値とHbA1cが糖尿病型かどうかで糖尿病の診断をするかを決定します。

血糖値とHbA1cが糖尿病型の場合

1回の検査で、血糖値とHbA1cが糖尿病型と判明した場合、一発で糖尿病と診断されます。

合併症予防のためにも早めに医療機関を受診しましょう。

血糖値のみ糖尿病型の場合

症状があるとき

血糖値のみ糖尿病型だった場合は、症状で判断します。

血糖値のみ糖尿病型だった場合で、さらに糖尿病の典型的な症状があるとき、または、網膜症の症状があるとき、糖尿病と診断されます。

『糖尿病の典型的な症状』というのは、口が渇く、水分を多く摂る、おしっこの量が多い、体重が減ってきたなどです。

『網膜症』は自覚症状があまりないのが特徴ですが、進行すると視力の低下や飛蚊症の症状があります。

 症状がない

症状がない場合は、1か月以内に血液検査をもう一度を行います。

その結果、血糖値とHbA1cのどちらか一つでも糖尿病型だっだ場合は、糖尿病と診断されます。

HbA1cのみ糖尿病型の場合

HbA1cだけでは糖尿病の診断ができません。

1カ月以内に、もう一度血液検査を行います。

その結果、血糖値が糖尿病型だった場合は糖尿病と診断されます。

まとめると

  • (血糖値,HbA1c:糖尿病型)
  • (血糖値:糖尿病型)  and  (糖尿病の症状:あり)
  • (血糖値:糖尿病型)  and  (再検査:1つでも糖尿病型)
  • (HbA1c:糖尿病型)  and  (再検査の血糖値:糖尿病型)

これらのとき糖尿病と診断されます。

今回の血液検査で糖尿病と診断されなくても、糖尿病の予備軍に当てはまっている可能性があります。
この場合も油断せず、注意が必要です。

あとがき

糖尿病の診断がでてたら必ず治療を開始しましょう。
糖尿病は症状が進むまで自覚症状のほとんどない病気です。

症状がでてきてから、治療を始めたのでは遅すぎます。
気付いた時には視力が低下していたり、腎臓の機能が弱っていたり、手足の間隔が鈍くなっていたりします。

糖尿病の薬は比較的高いです。

早めに受診すれば、薬を飲まず、運動療法や食事療法で治せる場合もあります。

仕事が忙しいからと言って先延ばしせず、今すぐに病院に行きましょう!!

以上になります。
最後まで読んでいただいてありがとうございました。

参考文献:糖尿病診療ガイドライン2016

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