機能性ディスペプシアは特別な炎症が見られないにもかかわらず、胃もたれや胃痛などの症状が出る病気を言います。
機能性ディスペプシアは生活習慣の改善で症状が改善することがあります。
この記事では、機能性ディスペプシアにおける生活上の注意について説明します。
まず、簡単に理解できるように下手ですが漫画をつけました。
ご覧ください。
漫画~機能性ディスペプシアの生活上の注意~
以上が漫画になります。
もう少し詳しく知りたい方は、下に漫画では説明しきれなかったことを書きました。
ご覧ください。
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食事
1日3食規則正しく食べましょう。
食事の際は、ゆっくりとよくかんで食べましょう。
暴飲暴食は論外です。
食事の量は腹八分目を心がけましょう。
多く食べすぎると胃酸が過剰に分泌されています。
また胃が過剰に広がり、消化不良を起こします。
食事を抜くこともよくありません。
食事を抜くと、空腹時間が長くなり、胃が長時間、胃酸にさらされてしまい、胃を荒らす原因になります。
そして、食事を抜くことで、一回分の食事の量が増えることにもつながります。
早食いや夜食をとることも胃に負担がかかってしまいます。
食べるものについて、脂肪の多い食事は機能性ディスペプシアによくありません。
そして、熱いもの、冷たいもの、辛い物(唐辛子、こしょう)、甘いもの(チョコレートなど)、炭酸飲料、コーヒー、柑橘類なども胃に良い影響はないため、できるだけ控えるようにしましょう。
調理に関しては、消化がよくなるように、小さく切ること、やわらかくなるまで調理をすること、油の量を少なめにするとよいでしょう。
そして、食後すぐの運動は控えるようにしましょう。
アルコール
アルコールは胃酸の分泌が増え、胃を荒らす原因になります。
適量なら問題ありませんが、飲み過ぎると胃を刺激してしまいます。
目安としては、ビール中瓶1本、日本酒1合、焼酎0.6合、ウイスキーダブル、ワイン4分の1本、チューハイ1.5缶です。
喫煙
たばこは、機能性ディスペプシアの症状を悪化させると考えられています。
たばこを吸うと、胃の粘膜の血流が悪くなり、胃酸の分泌を促すためです。
できるだけ禁煙するように努めましょう。
睡眠
中途覚醒や熟眠障害などの睡眠障害は機能性ディスペプシアに悪い影響があると考えられています。
どうしても眠れない場合は、睡眠薬の服用を検討してもいいと思います。
ストレス
精神的、身体的ストレスを受けると胃の運動が低下したり、胃が過敏になることがあります。
ストレスを受けないような環境に身を置くことが大事です。
それが難しいようなら、そのストレスを解消できる対応策を考えておくべきでしょう。
宗教に入っていなかったり、一人暮らしの人に機能性ディスペプシアが多いという報告があります。
このことからも、ストレスにうまく対応できるかがポイントになることが推測できます。
無理をせず十分な休息をとったり、適度な運動を心がけたり、周りの人と会話することも非常に大事です。
薬の服用
機能性ディスペプシアで薬を服用している場合、漫然と薬を飲み続けないようにしましょう。
効果が改善すれば服用を中止してもよいです。
再発の可能性もありますが、再発すれば再び薬を飲み始めれば大丈夫です。
また4週間たっても効果が見られない場合は、薬があっていない場合もあるため、医師か薬剤師に相談しましょう。
以上になります。
最後まで読んでいただいてありがとうございました。