抗生物質の副作用は?薬剤師が簡単にわかりやすく説明

抗生物質でよく起きる副作用は下痢。
めったに起きないが命にかかわる副作用もあるため安易に服用するのは控えること。

この記事では、抗生物質の副作用について説明します。
抗生物質の副作用はいろいろあります。

まず、簡単に理解できるように下手ですが漫画をつけました。
ご覧ください。

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漫画~抗生物質の副作用について~

抗生物質の副作用1抗生物質の副作用2抗生物質の副作用3抗生物質の副作用4抗生物質の副作用5

以上が漫画になります。

もう少し詳しく知りたい方 は、関連記事の下に漫画では説明しきれなかったことを書きました。
ご覧ください。

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①下痢、軟便

抗生物質の副作用として、よく起きるのが下痢や軟便です。
これは、抗生物質が感染症を引き起こしている細菌にだけ作用せずに、腸内細菌に対しても効果発揮してしまうからです。

腸内細菌に対して作用して、腸内細菌のバランスが崩れることで下痢、軟便が起きます。

もしその下痢、軟便の症状が軽い場合、そこまでひどくなく我慢できる程度でしたら、そのまま薬は飲み続けても大丈夫です。
抗生物質は飲みきるのが基本なので飲みきってしまいましょう。

しかし、下痢、軟便の症状がひどい場合は服用を中止してください。
1日に何度もトイレにいかなければならないなど生活に支障がある場合です。

②肝臓への負担

抗生物質を飲むと、肝機能を測る項目であるALTやASTという数値が上がることがあります。
風邪などで服用する期間が短いようでしたらあまり気にすることはありません。

長期間抗生物質を服用する場合は定期的に血液検査を受けたほうがいいでしょう。
異常が認められたら、処方した先生と相談の上、服用を中止するかどうか決めましょう。

③偽膜性大腸炎(ぎまくせいだいちょうえん)

抗生物質を服用し、腸内細菌のバランスが崩れることで、生き残った細菌が急激に増え、その細菌が産生する毒素によって引き起こされます。
下痢、血を伴う下痢、発熱、腹痛が症状として出てきます。

①の副作用と症状が重複するのですが、下痢に加えて、血を伴う下痢、発熱や腹痛がでてこればこの副作用を疑います。
発熱や腹痛があれば、服用をやめてすぐに病院に行きましょう。

服用中だけなく服用後1,2週間後にも起きる可能性があります。

偽膜性大腸炎の予防のために、抗生物質と一緒に整腸剤が投与されることがあります。
一緒に処方されていたら、おなかの調子が悪くないと言って、飲まないのは避けて、しっかり抗生物質と一緒に服用しましょう。

めったに起きないですが、対応が遅れると命にかかわります。

④アナフィラキシーショック

薬のアレルギーです。
薬の服用から30分以内には起きることが多いです。

主な症状としては、皮膚のかゆみ、のどのかゆみ、声のかすれ、じんましん、くしゃみ、動悸、腹痛、吐き気、息苦しさなどが起きます。

すぐに病院に行くか、もしくは救急車を呼びましょう。
めったに起きないですが、対応が遅れると命にかかわります。

⑤スティーブンスジョンソン症候群

薬のアレルギー反応として起きることが多いと考えられている症状です。
高熱、目の充血、まぶたの腫れ発疹などの水ぶくれが皮膚、口、目にあらわれます。

薬の服用後2週間以内に発症することが多いです。
対応が遅れると、中毒性表皮壊死症(TEN)という重い症状に移行する時があります。

症状が出たらすぐに病院に行くか救急車を呼びましょう。
めったに起きないですが、対応が遅れると命にかかわります。

まとめ

抗生物質の副作用で代表的なのが、下痢、軟便、肝機能の影響です。
これらは症状が軽度でしたらそこまで気にする必要はありません。

大きな副作用は、偽膜性大腸炎、アナフィラキシーショック、スティーブンスジョンソン症候群です。
これらは、めったに起きることはありませんが、命にかかわります。

薬を飲んで何か異常を感じたらすぐ医師や薬剤師に相談しましょう。

以上になります。
最後まで読んでいただいてありがとうございました。

参考文献:厚生労働省 重篤副作用疾患別対応マニュアル
       「偽膜性大腸炎」 「アナフィラキシーショック」 「スティーブンスジョンソン」

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