薬剤師が不足している地域が本当はどこなのか考察してみた

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こんにちは、福井県福井市でホームページ制作をしている@じょうです。

このページでは、僕が調剤薬局で薬剤師をやっていたときに調べたことをまとめております。

どうぞ皆様の学習にお役立てください。

本当に薬剤師が不足している地域がどこなのか考察してみた

先日の僕「薬剤師が不足しているってよく聞くけど、実際どこで不足しているんだろ?」

ふと疑問に思ったので調べてみることにしました。

僕は薬剤師歴10年ほどです。

管理薬剤師は5年ほどさせてもらっています。

僕の住んでいる地域も田舎なので薬剤師不足と言われています。

今回は、薬剤師の不足している地域について調査しそして少しだけ考察してみることにしました。

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薬剤師の絶対数が少ない地域

厚生労働省の「平成28年(2016年)医師・歯科医師・薬剤師調査の概況」によると
医療機関に勤務する薬剤師の絶対数が少ない地域は以下になります。

  1. 鳥取県 960人
  2. 島根県 1119人
  3. 福井県 1135人
  4. 高知県 1386人
  5. 山梨県 1404人
  6. 佐賀県 1589人
  7. 徳島県 1657人
  8. 山形県 1667人
  9. 宮崎県 1670人
  10. 富山県 1694人

やはり田舎である県ほど薬剤師の絶対数が少ないようです。

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人口当たりの薬剤師の数が少ない地域

ただ、もともと人口が少ない地域であるなら薬剤師の数が少なくても、薬剤師が不足しているとは言えません。

同じ資料によると人口10万人あたりの薬剤師数が記載されています。

人口10万人あたりの薬剤師数が少ない地域は以下になります。

  1. 沖縄県 134.7人
  2. 青森県 143.5人
  3. 福井県 145.1人
  4. 山形県 149.8人
  5. 岩手県 150.2人
  6. 宮崎県 152.4人
  7. 福島県 155.0人
  8. 岐阜県 156.0人
  9. 愛知県 157.9人
  10. 栃木県 158.2人

この資料を読めば、一見この地域が薬剤師不足していると考えます。

でも、僕はこの数字が正確に薬剤師が不足しているとは言い切れないと思います。

なぜなら、薬を飲む患者さんの多くは高齢者だからです。

高齢者人口あたりの薬剤師の数

そこで内閣府が平成29年版高齢社会白書で公開している都道府県別の65歳以上の人口を参考にして、65歳以上高齢者10万人あたりの薬剤師の人数を計算してみることにしました。

薬剤師の人数が少なくなった順に並び変えたものが以下の表になります。

1 青 森 565.2
2 秋 田 585.7
3 島 根 590.1
4 山 形 591.5
5 岩 手 595
6 宮 崎 630.6
7 大 分 630.9
8 福 井 642.3
9 新 潟 642.7
10 鹿児島 645.4
11 福 島 660.8
12 鳥 取 671
13 三 重 679
14 愛 媛 679.1
15 岐 阜 680.9
16 長 野 701.7
17 群 馬 703.3
18 長 崎 716.2
19 奈 良 717.4
20 高 知 719.8
21 山 梨 726.3
22 北海道 726.6
23 熊 本 728.7
24 山 口 752.6
25 岡 山 761.7
26 和歌山 772.9
27 栃 木 774.4
28 沖 縄 780.9
29 静 岡 797.6
30 佐 賀 832.7
31 愛 知 833.8
32 埼 玉 844
33 香 川 844.4
34 石 川 848.2
35 茨 城 855.5
36 千 葉 855.8
37 富 山 870.8
38 京 都 890.8
39 福 岡 903.7
40 広 島 907.1
41 宮 城 910.5
42 滋 賀 917.1
43 兵 庫 986.2
44 神奈川 1024.2
45 大 阪 1125.1
46 徳 島 1129.8
47 東 京 1623.8

高齢者の人数で割った薬剤師数が一番少ないのは、青森県になりました。

次いで、秋田県、島根県、山形県が続きます。

青森県は、人口10万人あたり薬剤師数ワースト2位、高齢者10万人当たり薬剤師数ワースト1位ということです。

そのため、一番薬剤師が不足しているの青森県であると僕は考えました。

また人口10万人あたり薬剤師数と、高齢者10万人あたり薬剤師数いずれでもワースト4位の山形県は二番目に薬剤師が不足している地域だと考えます。

さらに、高齢者10万人あたり薬剤師数ワースト2位の秋田県、3位の島根県は人口10万人あたり薬剤師数では、ワースト10の中に入っていません。

つまりこの県は、あまり知られてはいないが、意外と薬剤師が不足している地域ともいえるのではないでしょうか。

介護施設などに入所している高齢者のために薬を届けている薬剤師は相当大変な思いをしていると思います。

10万人あたりの人口で割った薬剤師数が一番少なかった沖縄県は、高齢者の数で割ると30位まで落ちてしまいました。

意外にに順位が落ちたのでびっくりしました。

ちなみに沖縄県は、薬学部設置の署名活動まで行っていました。

「薬学部創設を」 全国一薬剤師が少ない沖縄で署名活動 ー琉球新報ー

沖縄県よりも、もっと薬学部を創設すべき地域は他にもありそうですね。

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まとめ

一番薬剤師が不足している地域は青森県、ついで山形県。

薬剤師が不足しているが、あまり知られていない地域は、秋田県、島根県。

と勝手に計算して勝手に判断しました。

正直田舎はどこも薬剤師が不足しているので、もっと薬剤師を増やしてほしいです。

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