薬剤師が穏便に転職するための退職理由と注意点【本音は言わない】

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こんにちは、福井県福井市でホームページ制作をしている@じょうです。

このページでは、僕が調剤薬局で薬剤師をやっていたときに調べたことをまとめております。

どうぞ皆様の学習にお役立てください。



迷える薬剤師
『退職の理由は何にしよう?
穏便に退職したいな・・・』

この疑問に答えます。

僕は、調剤薬局の管理薬剤師を8年ほど。
薬剤師は10年以上やっています。

この記事では、薬剤師が穏便に転職するための退職理由について説明します。
また退職時の注意点も説明したので参考にしてください。

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薬剤師の退職理由


薬剤師の退職理由はさまざまです。

  • 上司と合わない
  • スタッフと合わない
  • 処方元の医師と合わない
  • 給料が安い
  • 有給が取れない
  • 定時に帰れない
  • 家から遠い
  • 業務量が多い
  • スキルアップしたい
  • キャリアアップしたい
  • 結婚
  • 引越
  • 体調不良
  • 楽しくない
  • 他の科の勉強をしたい
  • 業務量が多い
  • ドラッグで働きたい
  • 在宅をやりたい
  • 管理薬剤師をおりたい
  • 昼休憩の時間が長すぎる
  • 朝が早すぎる
  • サービス残業がイヤ
  • 本社の方針に従えない
  • クレームを受けたので嫌になった

薬剤師は、会社の労働環境が悪いことを退職理由にするケースが多いです。

薬剤師は、需要が高く、どこでも働けるので、環境が悪くなるとすぐに転職を考えるからです。

そのため、
『わがままなのでは?』
という退職理由もちらほらあります。

ちなみに僕が実際に聞いたことがある退職理由は、
『地震が多く、怖いから国外に引っ越します。』
というものです。

びっくりでした。
本当に海外に住んでいたようですが、結局、日本に戻ってきてました。

正直に言う必要はない

退職理由を会社に報告するとき、正直に話す必要はありません。

正直に話すと、

  • 非難される
  • 引き止めにあいやすい
  • 他の薬剤師に負担がいく

といったことが起こります。

以前、僕が働いていた会社の薬剤師の話です。
その薬剤師は、業務量が多いことを理由に退職したいと上司に相談しました。

本人は、正直に話すべきだと思ってそうしたのでしょう。
でも、上司は、やめさせたくないので、その薬剤師の業務量を減らし、他の薬剤師に回しました。

他の薬剤師からしてみれば、たまったものではありません。
周りから陰口を言われはじめ、薬局にいづらくなり、結局はやめてしまいました。

このように、波風がたつことがあるので、退職理由は慎重に選ぶべきです。

ちなみに、本当の退職理由は、あくまで今の環境を改善してもらうために伝えるべきです。
つまり、会社の対応によって退職するかどうかが決まる場合です。

退職をすでに決意しているなら、退職理由は本当の理由でない方がいいです。

本当の退職理由でない場合、

  • 引き止めにくい
  • 人間関係が悪化しない
  • 退職後も関係を続けることができる
  • やめた会社に戻ってくることもできる

いろんなメリットがでてきます。

穏便に退職できる理由は?


数ある退職理由の中でも、穏便にやめることができるものは限られています。
以下にまとめたので参考にしてください。

ポイントは、
『その会社では対応しきれない理由にする』
です。

  • 家業を継ぐ
  • 結婚・出産する
  • 病気
  • 違う職種への挑戦

それぞれ説明します。

家業を継ぐ

『家業を継ぐ』
というと大げさに聞こえるかもしれません。

なので、『家族の仕事を手伝う』の方が言いやすいかもしれません。

  • 親戚

だれかの仕事を手伝うと伝えましょう。

家族の仕事を手伝う関係で、

  • 土日が休みではないといけない
  • 平日の有給が必要になる
  • 副業が禁止されている会社では働けない

といった感じで話すとよいでしょう。
今の会社では対応しにくいため退職がスムーズにすすみます。

『なんの仕事なのか?』
と、上司に聞かれることがあると思います。

それは適当に答えましょう。

  • web系の仕事
  • 事務系の仕事
  • 店の仕事

など、漠然とした答えが良いです。

ただ、副業を禁止している会社でも、家の仕事の手伝いはセーフのこともあるので注意しましょう。

結婚・出産する

実際に結婚・出産が決まっていなくてもよいです。

  • 結婚に備えてお金が必要になった
  • マイホームを買うため給料の高いところで働く必要がある
  • 妊活しているが無理しないように言われた

という理由がいいと思います。

ここら辺に関しては、無神経に突っ込んで聞かれないです。
ただ、給料を理由とするのであれば、どれくらい必要なのかはおおよその金額を決めておきましょう。

そして、その金額が『転職すれば叶う』という答えも準備しておきましょう。

病気

病気が自分または家族に見つかり退職しなければならないという理由も使えます。

  • 病気の治療で仕事ができない
  • うつ傾向にあり仕事を休むように言われた
  • 治療費の関係で高い給料のところで働きたい
  • 副業したい(会社が副業を認めていない)
  • 親の介護で家にいないといけない

こうなると会社はどうしようもないですよね。

ただ病気というと、病名を、聞かれるかもしれません。
少し大げさになってしまうかもしれません。

そんなときは『体調不良』と濁すといいです。

休職をすすめられた時は、
『みんなに迷惑をかけてしまうという思いで、うつ症状が強まる。とりあえず退職して一から始めたい。』
と言えばいいです。

違う職種への挑戦

新しいことに挑戦するというのは、よく使われる退職理由です。

  • 調剤薬局→ドラッグストア
  • 病院→メーカー

薬剤師の資格を使わない職種でもかまいません。

  • 弁護士
  • 弁理士
  • 公認会計士

資格取得のための時間を確保するために、退職したいと伝えましょう。

ただ、上記の場合は、次の転職先が同じ業種だと、いずれ建前の理由であったことがバレてしまいますね。

調剤薬局→調剤薬局になる場合は、
『スキルアップしたい』
がいいです。

スキルアップしたい内容は、今いる会社の弱みを責めるような感じです。

つまり、

  • 管理薬剤師の空きがない⇒管理薬剤師になりたい
  • 皮膚科をうける薬局がない⇒皮膚科を極めたい
  • 在宅に熱心ではない⇒在宅を学びたい

こんな感じです。
ただ、会社の引きとめとして、

  • 管理薬剤師の空きを作る
  • 皮膚科前の薬局を作る予定
  • 在宅を始める予定

と言われることも考えられます。

しかし、
『すでに他のところ会社への転職が決まっている』
『予定の話だけで会社にとどまることはできない』
と返せばよいでしょう。


結局のところ、ウソをつくことになります。
でも退職理由は建前で話すべきです。

かわいくない人に、
『あなた、かわいくないですね』
って言わないですよね。

みんなが平和になるように建前で話しましょう。

必ず引止めにあう


どんなにうまい退職理由でも、退職を申し出ると必ず引き止めます。
薬剤師の場合、ほぼ例外はないでしょう。

特に、スキルアップを退職理由にすると、

  • うまくいかない
  • やめずにスキルアップできる
  • 今のことをちゃんとできてないのにできるわけがない

と言う人が必ずいますね。

あなたのためを思って言っているように聞こえます。
しかし、やめられると会社が困るから言っているケースがほとんどです。

また、引き止めるために

  • 給料アップ
  • 業務量の削減
  • 勤務地の変更

など言われることがあります。

気を付けて欲しいのは、こういう場合、口約束で終わってしまうことが多いです。

  • 書面にしてもらう
  • いつまでに実行されるのか

こういったことを確認しましょう。

僕としては、忙しい時期を乗り越えるための時間稼ぎであることが多い印象です。
あまり会社の言うことに耳を貸してもいいことがないでしょう。

退職理由を伝えるときの注意点


退職理由に関する注意点もまとめておきます。

  • 2,3ヶ月前に伝える
  • 突然伝える
  • 『相談して欲しかった』は無視
  • 退職届は後日

それぞれ説明します。

2,3ヶ月前に伝える

退職理由は退職したい日の2,3か月前に伝えるようにしましょう。

法律上は以下の規定があります。

当事者が雇用の期間を定めなかったときは、各当事者は、いつでも解約の申入れをすることができる。この場合において、雇用は、解約の申入れの日から二週間を経過することによって終了する。
(民法627条1項)

つまり、正社員、パートなど契約の期間が定まっていない場合は、2週間前に退職の申し入れをすれば退職できるというわけです。

1週間前、前日に退職を伝えるのは法律違反です。
法律違反によって、会社が損害を受けた場合、損害賠償を請求されることもあるので注意してください。

2週間前に退職を伝えれば、退職の理由はなんであれやめることができます。

また、社内の規定で、『2,3ヶ月前』と定めていることもあります。
しかし、これを破っても、民法の方が優先されるので退職できないという事はありません。

しかし、円満に退職するためにも社内の規定を守り、2,3か月前に退職の意向を伝えましょう。

突然伝える

上司に退職理由を伝えるときは、突然言った方がいいです。
事前に『相談があるから時間を取ってほしい』などと言ってしまうと、上司も予測して、対応を練ってきます。

そのため、
『今よろしいでしょうか?○○という理由のため退職させていただきたいのですが・・・』
と突然切り出すべきです。

相談して欲しかったは無視

上記の方法をとると、上司から
『事前に相談してほしかった』
と言われることがあります。

そんな意見は無視でいいです。
上司が、相談に足りる人格ではなかっただけです。

それに会社の上司に相談しても、会社の利益を考慮したうえでのアドバイスになりやすいです。
つまり、退職しないようにアドバイスされるだけです。

退職届は後日提出

退職届は、退職理由を伝えて了解をもらった上で提出します。
ドラマなんかだと、いきなり退職届を叩きつけるシーンがありますが、実際は違います。

民法627条1項の申し入れは、この退職届を提出した日のようです。
そのため、会社が退職に納得していない場合、退職届を受け取らないとうケースがあります。

そんなときは、退職届を内容証明郵便で送るものアリですね。
送った日から2週間たてば、どんな理由であれ退職することができます。

ちなみに、退職届に書く退職理由は『一身上の都合により』で問題ないです。

自分の病気が退職理由の場合はよく考えること


あなたが本当に病気である場合は、正直に伝えるのもアリです。
なぜなら、もし仕事が原因で病気を発症した場合、会社都合という形で退職できるためです。

会社都合で退職できた場合、

  • 失業保険をもらえる時期が早い
  • 失業保険をもらう期間が長い

といったメリットが発生するからです。

会社都合で退職する場合、会社をやめる前に診断書をもらいましょう。
退職してからでは、病気がいつ発生したのか特定できないからです。

ただ、会社都合にもデメリットがあります。
それは、転職に影響がでることがあります。

病気を理由とすると、次の職場を見つけるときに不利になりやすいわけです。
そのため、会社都合でやめようとする場合は、次の転職先に問題がない場合に限るとよいでしょう。

退職理由をエージェントに相談


以上、長々と退職理由について説明してきました。
僕の書いた記事を参考にするのもいいと思いますが、転職サイトのエージェントにアドバイスをもらうのもありです。

エージェントは転職をなんとか成功させたいので、必死になって退職理由を考えてくれます。
退職理由を相談するのに適しているのは、大手の転職サイトです。

以前、僕は、薬剤師の転職サイト20社を比較してランキングしました。

総合ランキング1~3位の転職サイトを以下にまとめました。
参考にしてください。

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※転職サイトは、2、3社登録することを強くおすすめします。

転職サイトによって取り扱う求人が異なり、複数の会社を利用することで、多くの求人を知ることができるからです。
つまり、転職で失敗する確率をグンと減らせるわけです。

2,3社登録して、良さそうだと思った転職サイトをメインに、転職活動を進めていきましょう。

話もしたくないなら退職代行もあり


会社の人と話もしたくないのであれば退職代行を使うのもありです。
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以上になります。
最後まで読んでいただいてありがとうございました。

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