調剤ミスを防止するための対策9選【薬剤師にとって機器の導入は必須】

調剤ミスを防止するための対策8選【薬剤師にとって機器の導入は必須】

不注意薬剤師
『調剤ミスを減らしたい。
どうすればいいんだろう?』

この解決法を考えます。

僕は調剤薬局の管理薬剤師を8年ほどやっています。
調剤薬局には10年以上います。

僕の経験を交えて、調剤過誤を減らすための方法を紹介します。

調剤ミスを防止する対策10選

調剤ミスを防止するための対策8選【薬剤師にとって機器の導入は必須】

調剤ミスを減らす方法は以下の通りです。

  • 周知徹底
  • 確認回数を増やす
  • 調剤を始める前のチェック
  • 事務員の協力
  • 整理整頓
  • 声に出す
  • 機器の導入
  • モナリザの掲示?
  • 過誤対策の本を読む
  • 転職

それぞれ説明します。

周知徹底

朝礼などで、

  • 実際に起きたミス
  • 今後起きそうなミス
  • 他店での調剤過誤報告

などの情報を共有しましょう。

ミスは慣れてくると起きやすくなるので定期的に繰り返し報告するようにすることが大切です。

薬局ヒヤリ・ハット事例収集・分析事業の情報も貴重です。

このサイトでは、8700以上の調剤薬局から提供されたヤリ・ハットを知ることができます。
ここで紹介されている事例を定期的に読み合わせするのもよいでしょう。

確認回数を増やす

業務中の確認する回数を増やしましょう。

  • 調剤後
  • 監査中
  • 投薬前
  • 投薬中

僕の薬局では上記のように4回の確認を行っています。

10回に1回の頻度でミスが起きるのなら、4回の確認で

(1/10)×(1/10)×(1/10)×(1/10)=1/10000

10000回に1回のミスの頻度に減らすことできます。

投薬中の確認は、患者さんと一緒にやることで、患者さんから『○○が入っていなかった』と後から言われることも防ぐことができます。

確認する場合は、場所・人・時間を変えて行うのがポイントです。

調剤を始める前のチェック

調剤を始める前に処方箋のコピーに調剤する上で注意すべきことをチェックしましょう。

  • 規格
  • メーカー
  • 総量

調剤する上でミスが起きそうなことをメモしたりチェックしたりします。

それ以外にも

  • 併用禁忌
  • 処方期限
  • 用法用量

など監査するうえで注意すべきこともチェックできるとなおよいです。

調剤を始める前に、立ち止まって処方箋をしっかり見ることで調剤過誤を減らすことができます。

事務員の協力

一人薬剤師なら事務員さんにも協力してもらうべきです。

  • 調剤した薬のチェック
  • 粉薬の分包数の確認
  • シロップの総量の確認

などやり方を教えれば誰でもできるはずです。

複数薬剤師がいても、混雑しているときは他の薬剤師に確認してもらえない時があります。
そんなときに、事務さんに手伝ってもらうのも大切です。

整理整頓

侮れないのが整理整頓です。
業務始め、業務終わりだけでなく、業務中にも整理整頓を意識しましょう。

混雑してくると、

  • 薬の箱
  • 不要な薬袋
  • 不要な調剤録
  • ハサミ

などが調剤台に散乱していることがあります。
その都度、その都度、片づけながら落ち着いて業務にあたるべきです。

また、間違えて調剤した薬を棚に戻す時は、患者さんが落ち着いてから、ダブルチェックでやるべきです。

さらに、向精神薬、覚せい剤原料、麻薬などは、空箱を一か所に集めておき、暇な時間帯に薬が入っていないかを確認しながらゴミ箱に捨てることも大事です。

声に出す

声を出して確認するのも意外とバカにできません。

処方箋の内容を最後まで読むという意味で、小声でもいいから声に出して確認するべきです。
声を出して、指さしすることも大事です。

ベテランになってくるとこういうことをおろそかにしがちですが、ベテランであるからこそミスが起こりやすいので、指さし、声出しで業務にあたるべきです。

機器の導入

ここまでミスを減らす方法をいろいろと説明しましたが、調剤ミスを防ぐための機器を導入するのが一番です。
機械よりミスの少ない人間はおそらくいません。

  • ミスゼロ子
  • ファーミー
  • アテルノ2

いろんな会社が過誤防止のための機械を開発しています。
僕の薬局では、ミスゼロ子を導入しています。

導入によりミスがかなり減ったのはもちろんですが、なによりも『さっきの患者、間違えたかも…』といった心理的な負担が激減したので良かったです。

過誤防止の機械を導入してますか?
導入していないなら上司に懇願して絶対導入してもらいましょう。バーコードを読み取るのが、最初は面倒だったのですが、今は使わないと不安になります。ミスが激減するだけでなく『さっきの患者間違えたかも?』みたいな心理的負担も激減するのでおススメです。

モナリザの掲示?

第50回日本薬剤師会学術大会で、調剤室にモナリザを掲示すると調剤ミスが減ったという報告があります。

これはウェルシア薬局の薬剤師による報告です。
業務中にモナリザの視線を感じることで、良い緊張感がうまれ、ミス防止になるようです。

この報告のおもしろいところが、般若では効果がなく、モナリザで効果が出ることですね。

過誤対策の本を読む

過誤対策のための本の紹介

過誤対策の本を読むのも重要です。
調剤過誤というのは単純なようで意外と奥が深いことがわかります。

こういった本を薬局のスタッフが見えるところに置いておくだけでも、緊張感が生まれ過誤を防止できます。

転職

ミスの頻度は周りの環境でも決まります。

  • 会社が過誤防止対策をとらない
  • スタッフが高齢薬剤師
  • 多忙でミス対策のための時間が割けない

こういった環境にいる人は、ミスに遭遇する機会が多いです。

ミスの起こりやすい環境にいて、なおかつ個人の努力では改善できないのなら、転職してしまうのがベストです。
しっかりと過誤対策がとられている薬局に転職しましょう。

転職するには転職サイトを利用するのが楽です。
なぜなら、コンサルタントに希望の条件を伝えるだけで、代わりに良い案件を探してくれるからです。

僕は過去に転職サイトを利用したとき、
『過誤対策がしっかりとられている薬局』
これを、求人の条件の一つとして挙げていました。

結果、今の薬局に転職したわけですが、ミスゼロ子が導入されており、ミスの共有も全店で行っていて安心して仕事ができています。

なので、もしあなたがミスに悩んでいるようなら、転職サイトのコンサルタントに相談することをおすすめします。

コンサルタントに相談することで、

  • ほかの薬局の情報を知ることができる
  • 自分の薬局を他と比べることができる
  • 自分の考えを客観的に捉えることができる
  • 自分の市場価値を知ることができる

こんな感じで、いろんなメリットがあります。
すべて無料なので利用しないともったいないです。

ただ、薬剤師の転職サイトはたくさんあって、どこを利用すればいいかわからない人もいると思います。
おすすめの転職サイトは下記になるので参考にしてください。

順位 転職サイト 点数
(60点中)
特徴
薬キャリ 49点 総合力が高く、求人数・コンサルともに質が良い。まず、一番最初に登録しておくべきサイト。
ファルマスタッフ 48点 大手の日本調剤薬局のグループ会社が運営している。口コミもよく、求人情報が正確。職場の雰囲気など詳細に教えてくれる。
マイナビ薬剤師 46点 大手のノウハウをいかし、高いサポート力を発揮。5年連続『利用者満足度No.1』に選ばれている。

順位は、僕が独自に、薬剤師の転職サイト20社を調査してランキングしたものです。
詳細は下記の記事に詳しく書いてあります。

【20社比較】薬キャリの感想は?メリット・デメリットを調査!
お悩み薬剤師 『薬剤師の転職サイトって多すぎて、どれがいいかわかんない・・・ 薬キャリってどうなんだろう? 自分に合った転職サイトを選んで失敗を回避したい。』 こんにちは、Awakojiです。 僕は、調剤薬局で管理薬剤師を10...
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薬局でのミスは、患者の命にまで及び、最悪、損害賠償を請求されることもあります。
自分の薬局が問題ないかよく考えましょう。

以上になります。
最後まで読んでいただいてありがとうございました。