ピカピカ新人薬剤師
『よし!研修も終わった!
これから薬剤師としてがんばるぞ!』

一緒に薬剤師として頑張っていきましょう。でも、あなたの働く薬局、問題ないですか?』
新人薬剤師の方、研修お疲れさまでした。
配属店舗も決まって、やる気にみなぎっている方も多いるのではないでしょうか?
これから薬剤師として一緒にがんばっていきましょう!
でも、ひとつだけ確認。
『あなたの配属された店舗、大丈夫ですか?』
もし、配属された店舗が問題のある薬局だと、薬剤師として思ったような成長をすることができません。
もし勤務する薬局が心配なようでしたら、ぜひ、この記事を読んでみてください。
この記事では、新人が配属されるとヤバイ調剤薬局の特徴が書いてあります。
そして、ヤバイ調剤薬局に配属された場合の対応法についても考えました。
よかったら参考にしてください。
新人薬剤師が配属されるとヤバイ調剤薬局
新人薬剤師が配属されるとヤバイ調剤薬局は以下の通りです。
- 人手不足が尋常じゃない
- メインの処方元が単科
- 激怒する人がいる
- 法令違反を犯している
- 尊敬すべき人がいない
それぞれ説明します。
1.人手不足が尋常じゃない
大手チェーン薬局であれば、あまりないのですが、中小薬局だと人手不足が尋常じゃないところがあります。
- 有休が全く消化できない
- いきなり一人薬剤師をさせられる
- 配属数ヵ月で管理薬剤師にさせられる
- 昼休憩がまともにとれない
こういった薬局は、新人薬剤師は、ただの人員補充のための配属となるケースが多いです。
本来、新人薬剤師の配属先は、
- しっかりした指導薬剤師がいる
- 多くの薬が在庫してあり勉強できる
- さまざまな患者さんを経験することができる
こういった一人前の薬剤師になれる薬局に配属されるべきです。
人手不足が尋常ではない薬局に配属されると、新人薬剤師の成長は二の次です。
処方箋を捌くので精一杯になります。
さらに新人の教育は不十分で、基本的に『自分でなんとかしなさい』というスタイルになります。
2.メインの処方元が単科
新人薬剤師が単科病院の門前薬局に配属されるのは、かわいそうです。
- 眼科
- 皮膚科
- 整形外科
その科に詳しくなりたいという思いがあったとしても、最初に配属される店舗ではないと考えます。
こういった薬局は基本暇になりやすいですし、多くの薬剤師と交流することもできないです。
また、多くの薬に触れることもできません。
やはり、一番最初は
- 総合病院前の大型薬局
- スタッフが多い(10人以上)
- 医薬品1500種類以上
こんな感じの薬局がいいです。
『単科の薬局ならしっかり時間をとって指導をうけられる!』
という人もいるかもしれません。
確かに、教育するための時間は充実しているかもしれません。
でも僕は、できるだけ実践、つまり多くの患者さんと接しながら指導を受けるのがいいのではないかと思います。
3.激怒する人がいる
激怒する上司、先輩がいる薬局では、業務を楽しむことができません。
いつも緊張し、ちぢこまり、ビクビクしながら業務をするだけです。
薬剤師の仕事に面白さを見つけることが、できなくなってしまいます。
僕が新人のころ、別の店舗に、激怒して大声で叫ぶ先輩薬剤師がいました。
その店舗に配属された薬剤師たちは、本当につらそうでした。
4.法令違反を犯している
これは論外。
ただ、新人薬剤師だと何が法令違反なのか気づかない、ということが心配です。
知らず知らずのうちに法令違反を犯してしまっているのです。
よくある法令違反をまとめると
- 薬歴未記載
- 処方箋付け替え
- 管理薬剤師の他店舗勤務
- 事務員による投薬
僕の知っている薬局は事務員が在宅をやっているらしいです。
また、患者さんにジェネリックを調剤して、請求を先発品で行うという不届き者がいると聞いたことがあります。
これ、バレるとやばいですよね。
普段から、保険調剤を勉強し、どういうことをすると法令違反になるのか学んでおくことが大切です。

本紹介
5.尊敬すべき人がいない
意外にこれ、重要です。
尊敬すべき人が近くにいないと、薬剤師の成長は鈍化します。
『周りの環境に流されるのがよくない』
という人もいると思います。
でも、周りの人に尊敬できる人がいるかどうかは、どうあがいても、自分の行動に影響を及ぼします。
尊敬できる人がいれば、刺激を受け、『自分もがんばろう!』と思えます。
周りのスタッフがやる気がなく、仕事をイヤイヤやっていると自分まで嫌になってしまいます。
そして、残念ながら調剤薬局には、尊敬すべき薬剤師が少ないです。
- チャレンジしない薬剤師
- 言われたことだけ業務をしている
- 向上心がない
調剤薬局にはこういった薬剤師が多い気がします。
なので、周りに尊敬すべき人がいないのであれば、SNSやYouTubeで尊敬すべき薬剤師を見つけるのがいいかと思います。
ネットの世界では志高く頑張っている薬剤師が多いです。
現場の薬剤師のことは気にせず、頑張っている薬剤師をチェックしながら業務をやっていくのがよいのではないかと思います。
ここまで、新人薬剤師が配属されるとヤバイ薬局について説明しました。
もちろん、上記に当てはまる薬局に配属されても100%薬剤師として成長できないというわけではないです。
ヤバイ薬局だと気づいたときに自分がどういう行動を起こすかが大切だと思います。
以下に、ヤバイ薬局に配属された薬剤師がするべきことをまとめました。
こちらも読んでいただくと、今後の行動の参考になるのではないかと思います。
ヤバイ薬局に配属された薬剤師がするべきこと
上記のような薬局に新人薬剤師が配属された場合、どうすればいいのでしょうか?
対処法を考えてみると以下のような対応が思いつきました。
- 無視してがんばる
- 即刻辞める
- 周りに相談
それぞれ検討してみましょう。
無視してがんばる
僕の言ったことは、『戯言』だと判断し、そのまま働く。
僕はおすすめしませんが、まぁこれもいいでしょう。
人にはいろんな考えがあるのですから、決めるのは自分です。
強い意志を持ってがんばれば、上記に書いた薬局だとしても立派な薬剤師になれるでしょう。
即刻辞める
僕の言ったことを妄信して、即刻やめる、退職する。
僕のことを信じてくれるのはいいですが、これも極端です。
あまりおすすめしませんし、僕は責任取れません。
それに入社して、半年も経たずにやめるのもちょっと抵抗がありますよね。
周りの人に相談
これですね。
僕はこれが正解だと思います。
いろんな人の、いろんな考えを自分の中に取り入れて考えてみる。
これが一番いいと思います。
なので、この方法を少し深堀りしてみましょう。
『周りの人に相談』といっても相談する相手はいろいろいます。
- 家族
- 友人・先輩
- 上司
話をすることはいいことだと思います。
が、相談したとき(特に家族や上司に相談したときは)、言われることってなんとなく想像できますよね。
『やめないほうがいい』
だと思います。
僕もその意見を否定はしませんが、
現状をあまり知らない人にアドバイスされても、それが本当に正しい選択なのかわからないです。
上司に関しても、
『やめたほうがいい』
なんてことは口が裂けても言えないでしょう。
また、相談しても希望の店舗に行ける可能性も低いでしょう。
会社側は、それなりに計画して配属を決めたわけなので、覆すのは難しいです。
先延ばしにされる可能性が大です。
なので、一番いいのは、現状を知っている薬剤師の友達、先輩に相談するのがいいです。
周りの薬剤師と比べて、配属された店舗がどうなのか客観視することもできます。
上司から言われた普通だと思っていたことが、他の薬局で働く友達にとっては異常なこと
というのはよくあります。
相談相手はまだいる
薬剤師の友達、先輩以外にもおすすめしたい相談相手がいます。
それは薬剤師の転職サイトのコンサルタントです。
コンサルタントは薬剤師の転職に特化しているため、多くの薬局の特徴を熟知しています。
なので、配属された薬局がイマイチなのか、それとも立派な薬局なのかという指標をくれます。
多くの人の意見を聞いて、薬剤師として立派に成長したいですよね。
下記の転職サイトは、コンサルタントが優秀な、大手の転職サイトです。
参考にしてください。
順位 | 転職サイト | 点数 (60点中) |
特徴 |
---|---|---|---|
薬キャリ | 49点 | 総合力が高く、求人数・コンサルともに質が良い。まず、一番最初に登録しておくべきサイト。 | |
ファルマスタッフ | 48点 | 大手の日本調剤薬局のグループ会社が運営している。口コミもよく、求人情報が正確。職場の雰囲気など詳細に教えてくれる。 | |
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上記に表示されている順位・点数は、僕が以前、薬剤師の転職サイト20社をランキングしたものになります。
2,3社登録して、良さそうだと思った転職サイトをメインに、コンサルタントに相談してみましょう。
※転職サイトは、2、3社登録することを強くおすすめします。
複数のコンサルタントの意見を聞くことで、幅広い知識を得ることが可能だからです。またコンサルタントとの相性もあるので、2,3人と話すのが良いです。
注意点としては、
『ほぼ100%転職をすすめられる』
ということです。
なぜかというと転職すれば、就職先から転職サイトへ報酬が支払われるからです。
なので安易に転職を決意しないようにしてください。
薬剤師の友達、先輩、そしてコンサルタントから話を聞いて慎重に決断するのがベストだと思います。
以上、ヤバイ薬局に配属された薬剤師がするべきことについて書いてみました。
まとめ
ここまで書いた内容をまとめます。
新人薬剤師が成長できないヤバイ薬局は以下の通りです。
- 人手不足が尋常じゃない
- メインの処方元が単科
- 激怒する人がいる
- 法令違反を犯している
- 尊敬すべき人がいない
そして、このような薬局に配属された場合の対応は、
- 無視してがんばる(おすすめしない)
- 即刻辞める(おすすめしない)
- 周りに相談(おすすめ)
相談する相手は
- 家族(おすすめしない)
- 上司(おすすめしない)
- 友人・先輩(おすすめ)
- 転職サイトのコンサルタント(おすすめ)
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2,3社登録して、良さそうだと思った転職サイトをメインに、話を聞いてみましょう。
薬剤師の友人、先輩、コンサルタントの意見を聞いて、いい薬局で立派な薬剤師になってください。
以上になります。
最後まで読んでいただいてありがとうございました。