子供の粉薬の飲み方を薬剤師が教えます

粉薬を飲まない場合は、医師や薬剤師に相談を。
いろいろと対策があります。

この記事では、子供の粉薬の飲み方を説明します。
粉薬を飲ませるときのヒントにしていただけると幸いです。

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ペースト状にする

  1. スプーンに粉薬をのせる
  2. ぬるま湯を数滴たらす
  3. ペースト状にしましょう。
  4. 綺麗な手にとって団子状にする
  5. 上あごにぬりつける
  6. 水やお茶などの飲み物を飲ませる

ペースト状にするため、あまりぬるま湯を加え過ぎないように注意してください。
数滴で十分です。

薬を上あごに塗りつけるのは味を感じづらい場所だからです。
舌に塗りつけないようにしましょう。

新生児や赤ちゃんに粉薬が処方された時の方法ですが、嫌がらなければ大きい子供に試してもよいでしょう。

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水・お茶と混ぜる


水とお茶と混ぜるのが一番基本的な飲ませ方です。

整腸剤や胃薬などは、味がほとんどしないので、お水やお茶にとかしてしまえばいいです。
食事中のお茶にこっそり入れてしまってもよいでしょう。

他の飲み物と混ぜる


代表的なものとしては、

  • オレンジジュース
  • りんごジュース
  • ヤクルト
  • スポーツドリンク

があります。

ただし、マクロライド系の抗生物質に関してはジュースやスポーツドリンクと混ぜるのはやめておきましょう。
苦味がでることがあります。

飲み物と混ぜるときは、しっかりかき混ぜて均一になるようにしましょう。
そうでないと、薬が下に沈澱して十分な量を服用できない場合があります。

飲み物の量は、できるだけ少ない量、ひと口分かふた口分ほどでよいでしょう。
あまり多いと飲むのが大変です。

食べ物と混ぜる


代表的なものとしては、

  • ゼリー
  • ヨーグルト
  • プリン
  • アイスクリーム
  • バナナ
  • 砂糖

があります。

食べ物と混ぜるときは、飲み物と違って、全体をかき混ぜる必要はありません。
全体を均一にかきまぜてしまうと、すべて食べなければ薬を服用したことになりません。

ひと口目にすべての薬を入れておくのがいいです。
アイスリームやバナナに関しては、おにぎりで梅干を詰めるみたいに、真ん中に入れておくとよいでしょう。

服薬ゼリーをつかう


「おくすり飲めたね」という商品が、薬局やドラッグストアで販売されているので試してみましょう。

お薬が飲みやすいように工夫されているゼリーです。
つるんと飲めて喉越しもいいです。

新生児は難しいですが、離乳食が食べられる時期なら問題ないです。
味はピーチ、ぶどう、いちご、レモン、チョコレートがあります。

基本は好きなものを選べばいいですが、マクロライド系抗生物質やインフルエンザ治療薬タミフルに関しては、苦味が増すことがあるためチョコレートを選びましょう。

おくすり飲めたねの開封後の期限はチョコレートは3日間で、他の味は1週間分です。
処方された日数を考慮して購入しましょう。

マクロライド系抗生物質について


マクロライド系の抗生物質は酸性の飲み物(ジュース、スポーツドリンク)やヨーグルトと混ぜると薬のコーティングがはがれて苦味が増すので注意が必要です。

おくすり飲めたねのチョコレート味以外も同様です。
薬局でもらうお薬の説明書で何系の抗生物質かを確認しておきましょう。

代表的なマクロライド系の抗生物質はジスロマック(成分名アジスロマイシン)やクラリス(成分名クラリスロマイシン)などがあります。
これらの抗生物質を服用するときは、チョコレートのアイスを使うかおくすり飲めたねのチョコレート味を使うのがお勧めです。

また、この薬のジェネリック(同じ薬効成分で値段の安い薬)であれば、少しだけ味が改善していたりもするので、薬局でジェネリックを希望してもいいと思います。

ミルクやごはんについて


ミルクやごはんに混ぜるのは控えましょう。
もし味が気に入らなかった場合、ミルク嫌い、ご飯嫌いになってしまう恐れがあるからです。

お薬を飲ませるタイミングについて


子供に処方される粉薬の多くが食後の服用の指示になっていると思います。
しかし、粉薬は食後に飲むことにそこまでこだわりません。

確かに、空腹時に服用すると効果の落ちるお薬はあります。
しかし、食後でおなかいっぱいで薬が飲めないくらいなら、食前に薬を服用してもいいでしょう。

たとえば、1日3回食後の薬があるとすれば、食事の有無にこだわらず、間隔を4時間以上あけて、子供が機嫌がいいときに飲ませるというような感覚でよいでしょう。

解熱剤は空腹時に飲むと胃に負担がかかったりしますが、毎日飲むのでなければそこまで神経質になる必要はないでしょう。
気になるようでしたら、服用前に牛乳を飲んで胃を保護してから薬を服用したり、服用後に多めの水を飲んだりするといいです。

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持論:お薬を飲ませるときの子供との接し方


子供が1、2才で小さければ、薬というフレーズを出さない、薬の存在を教えない、ご飯食べたら薬飲もうね、などとは言わないがいいでしょう。

「ご飯食べたら風邪ひいたとき用の特別なデザートあるからね。」
と言った方が飲んでくれるでしょう。

なにか他の物と薬を混ぜるときは、子供にその姿を見せないほうがいいと思います。
出来上がったものを見せる方が警戒されないからです。

薬と混ぜたものを子供が食べるときは、子供が自分で食べるのではなく、親がスプーンを持ち食べさせる方がいいです。
親のペースで薬を飲ませることができます。

ひと口目を食べさせた後、すぐに薬の入っていないふた口目を口の前に持っていってあげると、一口目の薬の味がばれずに飲み込んでくれると思います。

ある程度子供が大きくなって、薬の存在を隠せない場合は、なぜその薬を服用する必要があるのかを説明するとよいでしょう。
そのうえで、子供が飲めるように親が薬を飲みやすく工夫していて、子供に飲んでほしいことを伝えましょう。

頑張って飲めたら必ずほめてあげましょう。
少しばかり大袈裟に褒めてあげるくらいがいいと思います。

薬を飲まない子供を叱っている親を見たことがありますが、ますます薬嫌いになってしまわないかと心配です。

僕が働いている薬局では子供にシールを配っています。
シールを利用して、お薬を1回飲むたびにシールを1枚貼るという風にゲーム感覚でお薬を飲むのもいいでしょう。

これらの方法を試しても、薬を飲んでくれない場合は、病院の先生か薬剤師に相談してください。

  • 1日当たりの服用回数を減らす
  • 粉薬をシロップに変える
  • 他の飲みやすい薬に変える

など対処してくれるはずです。

以上になります。
最後まで読んでいただいてありがとうございました。

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