不眠症の種類を薬剤師が簡単にわかりやすく説明

不眠症には、①入眠障害②中途覚醒③早朝覚醒④熟眠障害の4つのタイプがある

この記事では、不眠症の種類について説明します。

わかりやすく説明するために下手ですが漫画もつけました。
ご覧ください。

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不眠症のタイプを説明する漫画

不眠症の種類1不眠症の種類2不眠症の種類3不眠症の種類4不眠症の種類5不眠症の種類6
以上になります。
もう少し詳しく知りたい方は、下に漫画では説明しきれなかったことを書きました。
ご覧ください。

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不眠症の種類


不眠症には4つの種類があります。

漫画の①を入眠障害(にゅうみんしょうがい)と言います。
寝つきが悪いことを言います。

眠るのに1時間も、2時間もかかるようでしたら入眠障害タイプの不眠症である可能性があります。
だいたい2時間くらいが入眠障害の目安になります。

漫画の②は中途覚醒(ちゅうとかくせい)と言います。
寝つきは問題ないのですが、夜中に何度も目が覚めてしまう状態を言います。

目が覚めてもまた眠りにつくことが出来て、日中の生活に影響がなければ問題ありません。

漫画の③は早朝覚醒(そうちょうかくせい)といいます。
予定していた起きる時間よりも早く目が覚めてしまい、再び眠ることが出来ない状態を言います。

漫画の④は熟眠障害(じゅくみんしょうがい)と言います。
睡眠時間はとれているのに、睡眠が浅く、眠った気がしない状態を言います。

おしっこをするために夜中や早朝に起きてしまう場合は、過活動膀胱(かかつどうぼうこう:膀胱という尿をためる器官の異常により頻尿が起きる症状)の可能性もあります。

睡眠薬の導入


上記のような不眠症の症状は、皆さん経験したことがあると思います。

子供でも、次の日に遠足など楽しみなことがあると夜寝つきが悪くなったり、朝早くに目が覚めてしまうこともあります。
大人でもアルコールが入っていると朝早く目が覚めやすいですし、睡眠が浅くなります。

不眠の症状が、一時的なものでしたらなにも問題ありません。
しかし、不眠の状態が続くと 眠気が出て集中できなかったり、仕事でミスが起きたりなど日中の活動にも影響が出てきてしまい、問題があります。

そういった場合は、睡眠薬の服用が考慮されます。

睡眠薬の種類


不眠症に種類があるように、睡眠薬にもさまざまな種類があります。
不眠症の種類によって睡眠薬が決定されます。

また不眠症の原因・症状によっては睡眠薬に分類されない薬が処方されることもあります。(抗不安薬、抗精神病薬、漢方薬など)

睡眠薬は大きく分けると、ベンゾジアゼピン系睡眠薬と非ベンゾジアゼピン系睡眠薬に分類されます。

昔は非ベンゾジアゼピン系睡眠薬が主流でしたが、副作用が強かったので現在ではベンゾジアゼピン系睡眠薬が主流になっています。

ベンゾジアゼピン系睡眠薬は作用時間の長さで、

  • 短期作用型
  • 中期作用型
  • 長期作用型
  • 超長期作用型

の4種類にわけられます。

これらは一般的には

  • 寝つきの悪い入眠障害なら、作用時間が短い短期作用型の睡眠薬、
  • 夜中起きる中途覚醒なら、作用時間が少し長めの中期作用型の睡眠薬、
  • 明け方に起きる早朝覚醒なら、作用時間が長い長期作用型の睡眠薬、
  • 眠った気がしない熟眠障害なら、ベンゾジアゼピン系睡眠薬ではなく抗不安薬や抗精神病薬など

が使用されます。

それぞれで効果が見られない場合は、作用時間を長めのものに変更したり、他の薬を併用することもあります。
また同時に複数のタイプの不眠症に陥ることもあるのでその場合は、睡眠薬が2種類でるときもあります。

適切な睡眠薬を処方してもらうために


適切な睡眠薬を医師に処方してもらえるように、自分がどの不眠症のタイプかを把握しておく必要があります。

病院で医師に「寝づらいです」と訴えても、眠り始めが寝づらいのか、夜中起きてしまった時にもう一度寝るのが寝づらいのか、早朝に起きてしまって再び寝るのが寝づらいのか、いろいろあります。

どういう症状なのかをきちんと説明しましょう。

睡眠薬の専門ではない医師に「寝づらいです」と言ったら安易に入眠障害だと判断してしまって短期作用型の睡眠薬が処方される可能性があります。

睡眠薬を服用するその前に


不眠症の治療は睡眠薬が第一ではありません。

眠れないならすぐ睡眠薬と思ってしまうこともありますが、まずは日常生活において改善することはないかを考えましょう。
これは不眠症に限った事ではありません。

できるだけ薬に頼らずに治せないか考えて、それでも難しいようなら睡眠薬を導入するといいでしょう。

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薬局で感じる睡眠薬の問題


今の日本は簡単に睡眠薬が処方され過ぎていると思います。
どんな科でも医師なら睡眠薬の処方せんを出すことができます。

内科の医師も患者から眠れないという訴えがあれば簡単に睡眠薬を処方します。
整形外科で睡眠薬が処方されているのも見たことがあります。

この処方せんを薬局に持ってきたおばあちゃんは、睡眠薬を過剰に服用しており、かかりつけの内科の医師から睡眠薬がもらえなくなったので、整形外科で処方せんを書いてもらったようです。

不眠の症状があれば、まず心療内科に行くべきです。
違う科に行ってしまうと不眠症の治療をしっかりうけることができません。

不適切な治療で不眠症が悪化してしまってから心療内科に行くようではいけません。

以上になります。
最後まで読んでいただいてありがとうございました。

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