この記事では、動脈硬化とは何か?についてわかりやすく説明します。
簡単に理解できるように下手ですが漫画もつけました。
参考になれば幸いです
漫画~動脈硬化とは?~
以上が漫画になります。
もう少し詳しく知りたい方は、下に漫画では説明しきれなかったことを書きました。
ご覧ください。
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動脈硬化とは?
動脈硬化というのは、漢字の通り、動脈が硬くなることです。
動脈というのは心臓から送り出される血液が流れる管のことです。
血液の中には酸素や栄養が入っており、これらを臓器や組織のすみずみまで送り届けます。
酸素や栄養を受け取ることで臓器や組織は機能を発揮することができます。
反対に、臓器や組織から心臓へ血液が戻ってくるための管を静脈と言います。
静脈には二酸化炭素が含まれています。
動脈硬化の進行
動脈がかたくなるとどういうことが起きるのでしょうか?
動脈は本来弾力があり柔らかい血管です。
すでに書いたとおり動脈は心臓から送り出されてくる血液が流れる管です。
この動脈が柔らかいことで、心臓の鼓動によって送り出される血液の圧力に耐えることができます。
そして動脈に弾力があることで、心臓から受けた圧力を跳ね返し、血液を体のすみにまで送り届けることができます。
動脈を新品の輪ゴムとイメージすれば理解しやすいです。
新品の輪ゴムならスムーズに伸び縮みして受けた圧力を跳ね返しますね。
しかし、動脈硬化が起きると、動脈がかたくなり、うまく伸びることができず、心臓の圧力に耐えることができなくなり血管が損傷してしまいます。
血管が損傷を受けてくると、血液中に存在していた悪玉コレステロールが血管の壁の中に入り込んでいきます。
これがどんどん進むと悪玉コレステロールが血管壁の中に蓄積していき、その部分が盛り上がり、血管の幅が狭くなります。
その結果、血液の流れが悪くなったり、血管がやぶれ、出血をおこしたりします。
動脈を、使い古した輪ゴムとイメージすれば理解しやすいと思います。
使い古した輪ゴムはスムーズに伸び縮みができず、少しの負荷で切れてしまいますね。
動脈硬化によって起きる病気
動脈硬化が進行する場所によってさまざまな病気が発症します。
- 心臓であれば狭心症、心筋梗塞
- 脳であれば脳卒中(脳梗塞や脳出血)
- 太い動脈であれば大動脈瘤(だいどうみゃくりゅう:大動脈の一部にこぶができる、破裂すると命にかかわる)
- 腎臓であれば腎硬化症(じんこうかしょう:腎臓が固くなり腎臓の機能が落ちる)
- 手足であれば手足のしびれ・冷え・壊疽(えそ:腐ること、切断する必要がある)
これらの病気はもとをただせば、動脈硬化が原因となっているわけです。
動脈硬化の症状
動脈硬化に症状はありません。
気づいたときには動脈硬化がかなり進行しています。
動脈硬化によって引き起こされる病気の症状が起きて動脈硬化に気づきます。
動脈硬化の原因
漫画でも描いたように動脈硬化の原因は、
- タバコ
- ストレス
- 食生活
- 運動不足
- 高脂血症
- 高血糖
- 高血圧
- 高尿酸血症
です。
他に、遺伝や睡眠時無呼吸症候群も原因となります。
これらの要因を多く持つほど動脈硬化が進行が加速していきます。
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動脈硬化の予防
動脈硬化の進行は生活習慣によるところがかなり大きいです。
そのため少しずつでもいいので運動や食事の習慣を改善していきましょう。
以上になります。
最後まで読んでいただいてありがとうございました。