調剤薬局薬剤師の存在意義が高まらない理由【時間がありません】

悩める薬剤師
『調剤薬局の薬剤師の存在意義はなに?
袋詰めたり、数をかぞえたり・・・
いったいなんのためにやってるの?』

その疑問について考えます。

僕は調剤薬局の管理薬剤師を8年ほどやっています。
調剤薬局には10年以上います。

今回は、調剤薬局薬剤師の存在意義について考えようと思います。

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調剤薬局薬剤師の存在意義が疑われる理由

医薬分業の幕開けは、昭和49年(1974年)です。
処方箋料が10点から50点に引き上げられました。

これがきっかけで病院は、処方箋を院外処方箋に切り替えはじめました。
現在の医薬分業率は70%を超えています。

医薬分業のメリットは、

  • 医療の質の向上
  • 薬の一元的に管理による併用薬を確認
  • 薬剤師服薬指導による患者の薬識を深める
  • 医師が在庫を気にせず薬を自由に処方できる

などあります。

しかし、最近では、分業で医療費が増えた分、サービスの向上が実感できないと言われることがあります。

実感できないのはしょうがないでしょう。
なにせ、併用薬の確認や処方箋のチェックなどは投薬の前には終わっているわけですから。

また、最近の薬局の不正騒ぎもあります。

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患者さんからも
『結局、袋詰めでしょ?』
『病院で言ったことなんでまた薬局で話さないとダメなの?』
『根掘り葉掘り聞かないで』
など言われることもあります。

調剤薬局の薬剤師の存在意義を疑う人が増えてきているわけです。

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調剤薬局の薬剤師に存在意義を高めるために

調剤薬局の薬剤師に存在意義はあります。
でも、それは僕たち薬剤師が日頃の業務にどう向き合うかで変わるのだと思います。

患者さんのために一つでも多くのことを考えましょう。

  • 重複投与の確認
  • 相互作用の確認
  • 用法用量の確認

これは薬剤師として当たり前です。

上記以外にも、

  • 健康相談
  • 心の病
  • 生活上の相談

薬局が薬をもらうところではなく、相談所みたいになると存在意義が高まります。

また医師、看護師、ケアマネージャーの業務をサポートして、必要とされる薬剤師になりましょう。

  • 腎臓や肝臓を考慮した薬の提案
  • 患者の訴えから副作用の発見
  • バイタルサインから体調変化の報告

こういった感じのことを、すべての薬剤師がやれば、存在意義がかなり高まります。

そのためには、圧倒的な知識を身につける必要があります。
そのためには、むちゃくちゃ勉強する必要があります。
そのためには、時間を確保する必要があります。

薬局薬剤師の存在意義を高めるのは難しい

とはいえ忙しいです。
時間がありません。

こんなツイートをしました。

薬剤師の存在意義を高めるためには、医師を凌駕する薬の知識を持つ必要がある。
そのためには勉強する必要がある。
そのためには時間を確保する必要がある。
家だけでなく勤務中も勉強できる環境にならないといけない。
でも調剤や監査、会社の無駄な業務に時間を取られ、それができないわけです。

調剤薬局の薬剤師の業務は、ほとんどの時間を調剤と監査に時間を取られます。
さらに管理薬剤師、エリア長になれば会社の業務に時間が割かれます。

これらの時間は、頭を使いますが、知識の蓄積にはなりません。
つまり患者のためにならず、存在意義が高まらないのです。

今のところ、薬剤師が勉強するのは、業務が終わって家にいる時間です。
業務が終わった後に、自己研鑽のために勉強している薬剤師がどれだけいますか?

総務省によると社会人の平均学習時間は1日たった6分しかありません。
(平成 28年社会生活基本調査)

薬剤師なら、ここまで学習時間が短くはないと思いますが、時間を確保できている人は少ないでしょう。

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それでもがんばるなら効率化

というわけで、知識を少しでも蓄積させるために、勤務中は出来るだけ無駄なことを省くべきです。

  • 無駄な電話
  • 無駄なメール
  • 無駄な作業

そして、先日の通知で調剤業務の一部が薬剤師ではなくてもよくなりました。

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この通知で気づかされることは、薬剤師でなくてもいい業務がたくさんあるのです。

賛否両論ですが、PTPなどの監査も無資格者でいいと思います。
ダメですか?

  • 処方箋のチェック
  • 投薬(対人業務)

僕は、2点に絞って業務ができるといいなと感じます。

また処方元の医師が協力的なら、相談してみるものありです。

医師に相談して決めた事

  • 粉の約束処方
    ➡︎予製作成
  • 風邪処方の日数固定
    ➡︎PTP15錠や12錠を事前に用意
  • 使用するDPP4を統一
    ➡︎在庫削減
  • 急ぎの方の処方箋FAX
    ➡︎来局後、即投薬
  • 14日処方を28日処方
    ➡︎頻回来局の防止
    おかげで業務が円滑に行えています。先生、ありがとうございます。

空いた時間で勉強しましょう。
必死に勉強すれば、存在意義は高まるはずです。

ただ、僕は、こんなツイートもしています。

  • 会社に貢献する
  • かかりつけをとる
  • 認定薬剤師を取得

うーん、残念ながら、調剤薬局の薬剤師をどんなに一生懸命がんばっても裕福にはなれませんね。
患者さんのために働くのは良いことなんだけど、どんどん業務が増えて心が荒んでいく。
やはり違う分野の勉強を猛烈にしないといけませんね。

どんなに薬剤師をがんばってスキルをあげても裕福にはなれません。
毎回、保険点数は削られていっていますからね。

自分のポテンシャルは無限、時間は有限。

なので、やっぱり僕は空いた時間にプログラミングやブログをやるべきだと感じます。
みなさんは、どう思われますか?

以上になります。
最後まで読んでいただいてありがとうございました。

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