高血圧とは?原因・治療薬・血圧測定などを薬剤師が簡単に説明

一家に一台、血圧測定器を置き、朝と夜に測ることを習慣にしましょう

この記事では、高血圧について説明します。
また高血圧の原因、治療薬、血圧測定についても簡単に説明します。

まず、簡単に理解できるように下手ですが漫画をつけました。
ご覧ください。

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漫画

高血圧とは高血圧が引き起こす大きな病気(脳卒中・心筋梗塞・腎不全)家で血圧を測ってない人1家で血圧測ってない人2家で血圧を測りましょう
以上が漫画になります。

下に漫画では説明しきれなかったことを書きました。
ご覧ください。

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高血圧とは


高血圧とは、血圧が高い状態が続くことを言います。
血圧とは、血管にかかる圧力のことを言います。

つまり高血圧とは、血管にかかる圧力が大きい状態が続いていることを言います。高血圧の何が問題なのか?>

では、高血圧の何が問題なのでしょう?
確かに、多少血圧が高くても、特に不都合なことは何も感じません。

しかし、血管にかかる圧力が大きいと、血管の負担になります。
ずっとその負担がかかっていると血管が壊れることになります。

壊れるというのは、血管は輪ゴムのように弾力があるものなのですが、負担をかけつづけていると硬くなって弾力がなくなっていくことを意味しています。(動脈硬化と言います)

この動脈硬化の場所が、脳で起きた場合は脳卒中、心臓で起きた場合は心筋梗塞、腎臓で起きた場合は腎不全が起きてしまいます。

いずれも命にかかわる疾患です。

高血圧の原因


高血圧の原因には、遺伝的な要因がありますが、生活習慣の要因が大きいです。

高血圧と生活習慣


血圧を上げないための(すでに高血圧の人は血圧を下げるための)生活習慣はどんなものがあるでしょう。

1.食生活を改善する

①塩分の摂取を控える

塩分を摂取すると、体がその塩分を薄めようと水分を体にため込むことになり
ます。
そうなると血管の中を流れる水の量が増えることで血圧があがることなりま
す。

②カリウムと呼ばれる物質を摂取する

カリウムは体内の塩分を排出する作用があります。
果物や野菜にカリウムが多く含まれています。

2.運動習慣をつける

ガイドライン上では毎日30分の有酸素運動が推奨されています。

3.減量する

脂肪細胞が血圧を上昇させる物質を出すため、適正体重を目指します。

4.禁煙する

煙草を吸うごとに一時的に血圧があがります。そのたびに血管に負担がかかること
になります。

5.節酒

お酒を飲みすぎは血圧が上がる要因になります。

高血圧の治療薬

1.カルシウム拮抗薬

高血圧の場合の第一選択薬として処方されることが多いです。

血管を太くさせる影響で、顔が赤くなったり、歯茎が大きくなったり、頭痛が
することがあります。

ただ、これは最初だけで体が慣れてこれば収まります。
あまりひどい場合は
医師に相談しましょう。

2.ACE(エース)阻害薬

血圧を下げる以外にも、臓器を保護する効果もあります。

そのため、腎臓や心臓に悪いところがある場合は、ACE阻害薬が処方されるこ
とがあります。

ただ、副作用として空咳があります。

3.ARB(アンギオテンシンⅡ受容体拮抗薬)

空咳の副作用を回避するためARBという薬が処方されることがあります。

この薬においても臓器を保護する効果があるため、現在はACE阻害薬よりARBの方
がよく使われていると思います。

家での血圧の測定


高血圧と診断された方は、血圧測定器を購入し、毎日血圧を測ることをお勧めします。

たまに、家に血圧測定器がなくて病院でしか測らない方がいらっしゃいます。
これはあまり良くないと思います。

なぜなら、仮面高血圧と言うのが存在するからです。
これは、病院の先生の前だと血圧が低く、日常においては血圧が高い人のことを言います。

家での血圧を医師が知らないと、診察時の血圧の値を参考にして、医師は薬を決めるので、仮面高血圧の人は薬が正しく処方されていないことになります。

そのため、家で血圧を測り、それをメモし、先生に見せるようにしましょう。

診察時に血圧が高くても、日常生活において血圧の値に問題なければ先生は普段の血圧の方を重視します。

血圧測定器に関して


血圧測定器に関してはまず、手首式タイプと上腕式タイプがあります。
手首式タイプは誤差があるため上腕式タイプがよいでしょう。

そして、上腕式タイプは、自分で腕に巻くタイプと穴に腕を通すタイプがありますが、僕は穴に腕を通すタイプがよいと思います。
なぜなら腕に巻くタイプは若干ですが手間がかかるからです。

毎日行うことを考えれば、手軽な穴に腕を通すタイプがよいでしょう。

いつ血圧測定を行うか?


よく患者さんからいつ血圧を測定すればよいか聞かれることがあります。

朝測る場合は

  • 朝に目が覚めて、
  • トイレに行った後、
  • ご飯を食べる前、
  • 薬を飲む前

に測ってください。

また夜測る場合は、

  • トイレに行った後、
  • 食事・入浴の前後1時間あけて

行います。

血圧は、朝と夜で異なる場合があるため、1日2回行うべきです。

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余談


実際に家で1日2回血圧を測定している方は少ない気がします。
家での血圧を患者さんに聞いても、測ってないといわれるケースが多いです。

そのかわり、病院で測った血圧の値を教えてくれる方がいます。正直それはあまり参考にならないです。

なぜなら、その血圧の値が高くても、その原因が病院に到着してすぐに血圧測ったせいだったり、朝に少し家事をしたからなど、他の要因があるからです。

そのため、本当に血圧が高いのかがわかりません。
一家に一台血圧測定器を置き、朝と夜に測ることを習慣にしましょう。

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