大手チェーン薬局のメリット・デメリット【一度は経験すべき】


若手薬剤師
『小さな薬局で働いているけど、
大手のチェーン薬局に行った方がいいのかな?』

こんにちは、Awakojiです。
普段は、副業で動画編集をしながら、調剤薬局で管理薬剤師をやっています。

もう管理薬剤師は8年以上、薬剤師は10年以上やっています。

僕は、今まで3回転職をしています。
つまり、4つの会社で働いたことがあるというわけです。

いずれも調剤薬局です。
大手チェーン薬局や個人でやってる薬局で働いてきました。

この経験から、上記のような疑問をもつ若手薬剤師に対して、
『大手チェーン薬局のメリット・デメリット』
を説明します。

  • 中小の薬局でしか働いたことがない人
  • 大手チェーン薬局に興味がある人

こういった薬剤師は、ぜひ参考にしてください。

大手チェーン薬局のメリット

大手チェーン薬局のメリットは、以下のとおり。

  • いろんな店舗で働ける
  • 多くの仲間ができる
  • 研修が充実している
  • 新店の立ち上げに関われる機会が多い
  • 薬剤師以外の仕事もできる

それぞれ説明します。

いろんな店舗で働ける

大手の薬局であれば、店舗数は100店舗以上はあります。
そのため、スタッフの有給などで他の店舗にヘルプに行く機会が多いです。

僕も大手で働いていた時は、月に何度もヘルプに行きました。

自宅から遠い店舗からヘルプの要請があったときは、1週間くらいホテルに泊まってヘルプに行ったこともあります。

これがとても楽しいです。

  • 土地
  • 食べ物

すべてのものが新鮮で、刺激がありました。
また、ヘルプに行くと、感謝されるので、歓迎してくれて、飲みに行ったりしました。

いい思い出です。

さらに、泊まりでヘルプに行くと手当がもらえるので、いい事づくめでした。

多くの仲間ができる

大手チェーン薬局であれば、多くの薬剤師と知り合いになることができます。
仲間を増やせるというわけです。

薬剤師だけではありません。

大手であれば、

  • 保険に詳しい人
  • 経営に詳しい人
  • 管理栄養士

といった、違う職種の人とも知り合えます。
いろいろな人と知り合いになれて、楽しさが増します。

個人の薬局では、薬剤師と事務員しかいません。
そういった狭い空間では、同じ考えの人が集まりやすいです。

幅広い考え方を知ることができるのは、大手だと思います。

研修が充実している

個人の薬局では、研修があまり充実していないことが多いです。
僕が働いた個人の薬局では、研修がありませんでした。

中途だけでなく、新卒に対してもありませんでした。

店舗のマニュアルを読まされて終わり、みたいな感じです。
薬剤師としての成長を会社に頼ってはいけないわけです。

一方で、大手チェーン薬局であれば、研修が充実しています。
新卒への研修だけでなく、中途採用に対しても研修をしっかり行ってくれる会社もあります。

研修は、東京や大阪などで開かれることもあり、旅行気分で行くことができて楽しかったです。

新店の立ち上げに関われる機会が多い

大手チェーン薬局では、たびたび新しい店舗が誕生します。

ということは、新店の立ち上げに関われる機会が多いというわけです。

  • 処方元と採用薬の打ち合わせ
  • 薬の棚を作る
  • 100円ショップで調剤用のカゴを買う
  • テプラでシールを作る

こういった、普段やらない業務をすることができます。

また、管理薬剤師だと1年後に個別指導があります。
薬局のルール作りを1から行う必要があるわけです。

大変ですが、個人の薬局ではなかなか経験できない、いい機会だと思います。

薬剤師以外の仕事もできる

大手チェーン薬局だと、薬剤師以外の仕事をする機会があります。

代表的なのが、勉強会の主催ですね。

メーカーと連絡をとって、薬の勉強会を開いたり、在宅の勉強会を開いたりしました。

また、勉強会を開く為に、薬剤師が集まったりなどありました。
webカメラで、遠くの店舗にいる薬剤師ともテレビ会議をしたりしました。

普段の業務だったら絶対しないことだと思います。

勉強会以外にも、新人の教育などを担当することがあります。
人にものを教えるというのは、奥が深いです。

人に教えるために勉強するので、自分のためにもなります。

個人の薬局だったら、新人が入ってこないこともあります。
そのため、後輩の教育をする機会が少ないし、会社主催の勉強会も多くないと思います。

何年も働いているのに、自分が一番下っ端で雑用ばかり・・・ということもありえます。

以上、ざっと思いつく限り、大手チェーン薬局のメリットを説明しました。

大手チェーン薬局のデメリット

大手の薬局のデメリットは以下のとおりです。

  • 異動が多い
  • 店舗が増えて人手不足
  • 昇給・給料が少ない
  • 経営陣の顔が見えない

それぞれ説明します。

異動が多い

大手チェーン薬局では、薬剤師の入社・退職が多いです。
そのため、薬剤師の異動がよく起きます。

配属する薬局で覚えるべきことも十分でないまま、次の薬局への異動を命じられることもあるわけです。

異動は引越を伴う場合があります。

なぜなら、大手の場合、引越を伴う異動がOKか否かの選択を最初にするところが多いからです。

引越がイヤなら『引越NG』とすればよいですが、その選択をすると、給料が若干減ります。

店舗が増えて人手不足

さきほども書きましたが、大手チェーン薬局は、新店をよく作ります。

HPを見ると、
『●月×日〇〇店 オープンしました!』
というフレーズを良く見かけます。

新店を作るとき、人員のことを考えていないケースが多いです。

『店舗は作れるときに作れ!!人員はあとから考えれば何とかなるでしょ?』

みたいな考えのようです。

そのため、新店近くの薬局で働くスタッフが新店に行くことになります。

僕が大手で働いていた時は、2年間で近くに新しく2店舗オープンしました。

その2店舗にヘルプに行くことになるわけです。
人員補充は不十分です。

結果、
人員不足
⇒激務
⇒退職
⇒人員不足

といった、負のスパイラルが起きます。

人員不足が続くとメンタルが削られますね。

自分を守る意志が無意識で働くので、

  • 仲間を助けられない
  • 会社のために尽くさない
  • 患者のために行動しない

こういったことが起きて、スタッフの心が不幸になっていきました。

昇給・給料が少ない

個人の薬局であれば、社長との距離が近いです。
そのため、社長へ直談判したりなど、自分の能力をアピールできれば、給料・昇給が大きくなるケースがあります。

僕も個人の薬局で働いたとき、社長に直接交渉して給料をあげてもらったことがあります。

一方、大手チェーン薬局は、一般的に昇給・給料が少なくなりやすいです。

これは、本社における経費が差し引かれていることが理由なんじゃないかと思います。

昇給の基準も、厳格な基準に基づいて決められるため、社長に気に入られたから大幅にアップといったことは起きません。

経営陣の顔が見えない

個人の薬局では、社長や専務など、経営陣が近くにいます。
飲み会にもあらわれます。

なので、

  • どういう考えを持っているか?
  • 今後どのように薬局を経営していくのか?

といったことが伝わりやすいです。

一方、大手チェーン薬局は、経営陣の顔が見えません。
方針やルールなどの情報伝達が、メールのみの場合が多いです。

現場にあらわれることも皆無です。
飲み会に来るわけもありません。

店舗に来たとしても、数分だけ見学して、すぐ帰ってしまいます。

経営陣は、数値を見ながら会社の方針を決めます。
そこに現場で働くスタッフの熱意や配慮はありません。

利益優先となり、会社の方向性を感じづらく、無機質な感じが大手にはあります。

以上、大手薬局のデメリットをまとめました。

大手チェーン薬局で働くべきか?

大手チェーン薬局のメリット・デメリットを説明してきました。

そして、
『大手で働くべきか?』

という疑問の答えに、僕は
『YES』

と答えます。

ただ、一生大手がよい、とは思いません。
若いとき、つまり、結婚する前に大手を経験しておくべきと考えます。

この主張は、僕の経験に基づきます。

大手で働いている既婚者が、かなり大変そうに見えました。

  • 20連勤
  • 有給消化できない
  • 残業
  • 引越
  • 精神を病む
  • プライベートの時間がない

大手だけじゃなくて、中小の薬局でも上記のようなことがあるかもしれません。

でも、大手は、法令順守の意識が高い一方で、ムダな業務、意味のない作業が多いです。

1つ問題が起こると、再発防止のために余計な手間がどんどん増えてしまうのも、大手のデメリットかも知れません。

これが、結婚してある程度の役職を持つ薬剤師を苦しめます。

休みが減ってしまうのは、30代、40代になると役職があたえられて、仕事が激増していくからだと思います。

結婚して、子供もいる人がこのような働き方をしているのはとても残念だと感じました。

お世辞にも楽しそうに仕事をしているようには、見えませんでした。

すみません。
言いすぎました。

もちろん例外も多く、楽しく勤務できている方もたくさんいるでしょう。
この主張は、僕の経験だけに基づいているので、お許しください。

とりあえず、結婚して子供もできたら、大手ではなく、個人・中小の薬局で働く方が、心は平和になると考えています。

とはいえ、大手では、小さな会社ではできない経験をたくさんすることができます。

大手のデメリットもたくさんありましたが、そういった大変な経験することは、財産になると考えます。

だから、若いうちに1度だけでも大手で働いておくべきでしょう。

  • 大手チェーンへの転職を考える20代薬剤師
  • 中小薬局への転職を考える30代以降の薬剤師

このような薬剤師は、一度、転職サイトを利用することをおすすめします。
理由は以下のとおり。

  • 1人で転職先を探すのは大変
  • 転職の相談ができる
  • 良い求人を見つけやすい
  • すべて無料

簡単に言えば、転職サイトを利用することで、お金をかけず、転職が成功する確率を高めることができます。

転職サイトは20社以上あります。
以前、僕は転職サイト20社を調査してランキング発表しました。

総合ランキング1~3位の転職サイトを以下にまとめました。
参考にしてください。

順位 転職サイト 点数
(60点中)
特徴
薬キャリ 49点 総合力が高く、求人数・コンサルともに質が良い。まず、一番最初に登録しておくべきサイト。
ファルマスタッフ 48点 大手の日本調剤薬局のグループ会社が運営している。口コミもよく、求人情報が正確。職場の雰囲気など詳細に教えてくれる。
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※転職サイトは、2、3社登録することを強くおすすめします。

転職サイトによって取り扱う求人が異なり、複数の会社を利用することで、多くの求人を知ることができるからです。
つまり、転職で失敗する確率をグンと減らせるわけです。

2,3社登録して、良さそうだと思った転職サイトをメインに、転職活動を進めてきましょう。

僕は現在も、転職サイトに登録して、良い案件があったときはメールをいただいてます。

実際に転職しなくても全く問題ないので、自分の市場価値を知るためにも利用するのがよいでしょう。

以上になります。
最後まで読んでいただいてありがとうございました。