機能性ディスペプシアの発症原因を薬剤師がわかりやすく説明

機能性ディスペプシアの発症原因には、高脂肪食、タバコ、遺伝、ピロリ菌、睡眠障害、ストレス、急性胃腸炎、そして虐待などがある

機能性ディスペプシアは、

  • 胃適応性弛緩障害(胃が拡張しなくなること)、
  • 胃排出遅延(胃の内容物を送り出すのが遅くなること)、
  • 内臓知覚過敏(胃が刺激に対して過敏になること)

によって胃もたれ、早期膨満感、胃の痛み、胃の灼熱感の症状が起きる病気です。
では、胃適応性弛緩障害、胃排出遅延、内臓知覚過敏はなぜ起きるのでしょうか?

この記事では、機能性ディスペプシアの発症原因についてわかりやすく説明します。

まず、簡単に理解できるように下手ですが漫画をつけました。
ご覧ください。

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漫画~機能性ディスペプシアの発症原因~

機能性ディスペプシアの発症原因1
機能性ディスペプシアの発症原因2
機能性ディスペプシアの発症原因3機能性ディスペプシアの発症原因4

以上が漫画になります。

もう少し詳しく知りたい方は、下に漫画では説明しきれなかったことを書きました。
よければご覧ください。

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食事


機能性ディスペプシアは食べ物に影響されます。
カロリー、タンパク質、炭水化物に関しては摂り過ぎても影響はありません。

しかし、脂肪を多く摂取すると胃の機能が落ちるという報告があります。

また、唐辛子などの辛い物を食べると胃の痛み、灼熱感がでることで機能性ディスペプシアの発症に関与するのではないかと考えられています。

食べ物の内容だけではなく、食べ方も大事です。
食事を抜いたり、早食いをしたり、夜食を食べたりするのも機能性ディスペプシアの発症に関与すると考えられています。

生活習慣


生活習慣も機能性ディスペプシアの発症に影響します。

不規則な生活だったり、中途覚醒(夜中に目が覚めること)や熟眠障害(ぐっすり寝た気がしない)も機能性ディスペプシアに関与しているようです。

年齢や体重はあまり関係ないと言われています。

嗜好品


アルコール摂取量が多ければ機能性ディスペプシアになりやすいといわけではないようです。
しかし、タバコは胃の機能を悪化させて機能性ディスペプシアを引き起こす可能性があります。

ストレス


脳と胃腸は密接に関連しています。
緊張やストレスで胃が痛くなったり、おなかの調子が悪くなったりと経験のある方もいると思います。

社会的ストレスや精神的ストレスが機能性ディスペプシアの発症に影響するようです。

子供の時の体験


子供のころに虐待を受けていると、機能性ディスペプシアを発症しやすいことが分かっています。
胃が知覚過敏となって、胃の痛み、灼熱感などが出やすくなります。

ピロリ菌


はっきりとは分かっていないものの、ピロリ菌の感染が、機能性ディスペプシアの発現に影響しているのではないかと考えられています。

これは、ピロリ菌が、胃酸の分泌に影響を与えること、また胃や十二指腸の運動や内臓過敏に影響与えるのではないかと考えられているためです。

遺伝的要因


機能性ディスペプシアは遺伝するのではないかと考えられています。

急性胃腸炎


急性胃腸炎をきっかけとして、機能性ディスペプシアが起こることがあります。

急性胃腸炎後に十二指腸で炎症細胞が増加して胃の機能に影響を与えていることが原因ではないかと考えられています。

宗教に入信すれば機能性ディスペプシアにならない?


機能性ディスペプシアの人は宗教に入っていない人が多いようです。
またひとり暮らしをしている人にも機能性ディスペプシアが多いという報告があります。

このことから考えられることは、頼れるものがある人は機能性ディスペプシアになりづらいということです。

困った時や、ストレスを感じた時に、宗教の考え方に従ったり、相談する相手がいてストレスにうまく対応できると胃の機能に良い影響があるようです。

だからといって、宗教に入る気にはなりませんけどね・・・

以上になります。
最後まで読んでいただいてありがとうございました。