母がくも膜下出血で倒れた時の体験談です。





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この記事は第1話です。
くも膜下出血ついても簡単にですがあわせて書きました。
下手ですが、漫画もつけました。
参考になれば幸いです。
漫画~母のくも膜下出血体験談①~
以上が漫画になります。
この話は全部で5話あります。
他の話は以下のリンクからご覧下さい。





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ここからは、くも膜下出血とは何か?についてと、母のくも膜下出血の体験談を文章で書きました。
ご覧ください。
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くも膜下出血とは
脳は、軟膜に覆われています。
軟膜の外側にあるのがくも膜です。
くも膜の外側にあるのが硬膜です。
そして、その外側にあるのが頭蓋骨です。
くも膜下出血は、脳の血管が破れて、軟膜とくも膜の間(くも膜下腔)に血がたまること言います。
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母のくも膜下出血体験談①~突然の電話~
夏の西日が強い夕暮れ時でした。
その日、僕は、夜から会社の飲み会に行く予定でした。
ちょうど出掛ける準備をしている最中です。
僕の携帯電話がなりました。
番号は知らない番号。
いつもは知らない番号なら出ない主義なのですが、会社の人からかもしれないと思い電話に出ました。
すると、
「私、○○県にある△△病院の××と申します」
と、県外のある病院の方からだったのです。
最初は間違い電話かと思いました。
でも、
「○○(母の名前)さんの息子さんの××さん(僕の名前)でしょうか?」
と、言われました。
母と僕の名前を知っていたのです。
「そうですが・・・」
と僕は答えました。
「病院からの電話」と「母の名前」という組み合わせで嫌な予感がしました。
そして、病院の方は
「お母様が、救急搬送されました。すぐにご家族の方に来て頂けないでしょうか?」
と言って、母が倒れたことを知らされたのです。
救急搬送という言葉にドキッとしてしまいました。
でも、救急搬送と言っても、もしかすると体調が悪くてただ何となく救急車を呼んだだけなのかもしれない・・・とも思いました。
今思い出すと、その時の僕は恐らく、そう願っていた、または、そういう風に思うことで自分を落ち着かせようとしていたのだと思います。
僕は
「なぜ、救急搬送されることになったのですか?」
と尋ねました。
しかし、病院の方は
「詳しい容体はわかりませんが、救急車が迎えに行ったときにはすでに意識はありませんでした。とりあえず、家族の方だれでもいいのですぐに来てください」
と言いました。
病院の方の話し方で、ただことではないことが感じがわかりました。
僕は、了承して電話を切りました。
頭が真っ白でした。
正直、母には数か月前に会ったばかりでした。
とても元気そうで体に悪い所はありませんでした。
その母が意識不明で救急搬送された・・・
病院の人がいうには、すぐに病院に来てほしいとのことでした。
県外に住んでいる僕は、母の所まで行くのに電車で何時間もかかります。
しかし、家族、親戚の中で、その日までに病院に駆けつけることができるのは僕しかいませんでした。
なので、会社の飲み会はキャンセルし、すぐに病院に向かうことにしたのです。
そして、駅まで行って、切符を買い、電車が来るのを待っているときでした。
再び、僕の携帯電話が鳴りました。
さっきかかってきた番号からです。
恐る恐る電話に出ました。
すると、
「私、○○病院△△科の医師の××と申します。□□さん(母の名前)を診断した結果、くも膜下出血を起こしていることが分かりました。すぐに手術が必要です。口頭で手術の承諾を頂けませんか?」
と言われました。
僕は何が何だかわかりませんでした。
突然くも膜下出血という言葉を聞かされ、胃がぎゅーーっと締め付けられているような感じでした。
「大丈夫ですか?」
と、僕は変な尋ね方をしてしまいました。(慌てるとしゃべり方もおかしくなってしまうのですね・・・)
医師は
「何とも言えませんが、とにかく緊急で手術が必要です。」
と言いました。
僕は
「手術をお願いします」
としか言えません。
他にもいろいろと聞きたいことがあるはずなのに何も言えませんでした。
そして電話を切って電車に乗り、僕は病院に向かったのでした。