調剤薬局の薬剤師はエリア長になるべきではない理由【勉強すべき】

薬学生
『調剤薬局で管薬になったら、エリア長を目指した方がいいのかな?』

その疑問に答えます。

僕は、調剤薬局の管理薬剤師を8年程やっています。
薬剤師歴は10年以上です。

最近、こんなツイートをしました。

調剤薬局エリア長の憂鬱

  • ろくに休み取れない
  • 手当あるが時間給で計算すると大したことない
  • 店舗内の人間関係修復やヘルプ手配に時間を割かれる
  • 頑張っても市場価値は上がらない。

管薬から上のポジションには行かない方がいいかな。
経営の勉強になるけど、管薬のまま独学できますよね。

経験を交えて掘り下げていきます。

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エリア長になるべきではない理由

エリア長になるべきではない理由は3つあります。

  • スキルアップしない
  • 消耗する
  • 稼ぐ効率が悪い

スキルアップしない

エリア長になると、

  • スタッフ間で問題になる人間関係の修復
  • 管轄する店舗内でもヘルプの調整
  • 書類の申請や承認などの雑務

こういった仕事が増えてきます。
これってスキルアップにならないです。

薬の知識が深まるわけでもないですし、社会での市場価値が高まるわけではないです。
また患者さんとの距離が遠くなってしまい、患者さんから学べる機会を失う事にもなります。

経営などの数字の勉強ができると言う人もいるかもしれません。

でも経営の勉強は管理薬剤師や一般薬剤師でも独学できます。

だから、エリア長はスキルアップしにくいポジションです。

消耗する

今まで僕が見てきたエリア長の半数は体壊してます。

  • 胃潰瘍
  • 不眠症
  • 頻脈

理由は明らかです。

  • 人間関係
  • 休憩、休日、有給が取れない
  • 業務の責任
  • 会議、飲み会には絶対参加

管理薬剤師であれば、自店のスタッフとの人間関係をケアすればよいです。
しかし、エリア長になると管轄するすべてのスタッフとの人間関係をケアする必要が出てきます。

神経をすり減らしてがんばらなければいけない立場になるので体調を崩しやすいのです。

体調を崩してしまうと、患者さん、スタッフ、家族にやさしくするのが困難になるかもしれません。
仕事と休みをしっかりわけて、体力とメンタルを万全にして生きていくべきです。

稼ぐ効率が悪い

会社によって異なりますが、エリア長手当は管理薬剤師手当の倍ぐらいです。

でも、エリア長職は管理職になります。
つまり残業代が出ない会社が多いです。

そのため時間給で計算すると、管理薬剤師より低くなるケースもあります。

エリア長の月収を見たことありますが、仕事量からすると『やりたくないな…』と思ったこともあります。

管理薬剤師をしながら急患センターでアルバイトした方が、勉強にもなるし稼ぎも大きくなりやすいです。

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エリア長をやってもよい場合もある

ネガティブなことばかり書いてきました。
とはいえ、エリア長をやった方がいいケースもあります。

それは、以下の場合です。

  • 管轄する店舗数が少ない
  • さらなる昇進を目指している
  • 複数店舗へのヘルプが楽しい

それぞれ説明します。

管轄する店舗数が少ない

エリアによっては、管轄する店舗数が数店舗だったり、10店舗を超えることもあります。
店舗数が多いほどトラブルも起きやすいですし、大変です。

でも3,4店舗ほどならそこまで大変じゃないでしょう。

人員不足でないのなら、有給も取得しやすいですし、休憩もしっかりとれます。
結果、時間給も高くなります。

そんな場合は、引き受けるのもありです。

さらなる昇進を目指している

『エリア長からさらに出世をめざしたい!』
という人は、もちろんエリア長を引き受けるべきですね。

体力、精神力ともに自信がある人はぜひやってみてください。
トライして、ダメそうならやめればいいだけですから。

複数店舗へのヘルプが楽しい

管理薬剤師は他店へのヘルプはできません。

薬局の管理者は、その薬局以外の場所で業として薬局の管理その他薬事に関する実務に従事する者であつてはならない。(薬機法第7条3項)

そのため、エリア長がヘルプ要員になるケースがあります。

『ヘルプ先のスタッフとの交流が楽しい!』
という場合はエリア長をするのもいいと思います。

実際、僕の知り合い(男薬剤師)は、ヘルプ先の女性との交流が楽しいようです。
エリア長というポジションなので、質問を受けたり、頼られたりして、やりがいがあるみたいですね。

ヘルプは移動するのが大変ですが、薬の勉強もできます。
なので、これらのメリットが大きいと感じるようでしたらエリア長を引き受けるのもいいでしょう。


ここまで説明したメリット、デメリット、そして自分の体力・メンタルを考慮して判断してください。

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エリア長を引き受けないなら何をすべき?

冒頭のツイートでも紹介したとおり、僕はエリア長になるのはやめておきます。
メンタルに自信もないですし、激務になるのは目に見えていますから。

では、エリア長になるつもりがない薬剤師はなにをすべきでしょうか?

正解は、勉強です。
わかりやすいですね。

勉強してください。

ただ、勉強と言ってもいろいろあります。

  • 薬の勉強
  • 経営の勉強
  • 対人の勉強

どれも薬剤師には必要なスキルです。

またこんなツイートもしました。

薬剤師✖︎ 英語
薬剤師✖︎ ケアマネージャー
薬剤師✖︎ プログラミング
薬剤師✖︎ 弁理士
薬剤師✖︎ 弁護士
薬剤師✖︎ ソムリエ
薬剤師✖︎ 手品師
薬剤師✖︎ ブログ
薬剤師✖︎ 経営
薬剤師✖︎ イラスト
薬学生の間に、薬と関係のないことも勉強して可能性を広げよう!

薬とは関係のない分野の勉強もするのも面白いです。
唯一無二の薬剤師になれます。

僕はプログラミングの勉強をやってます。

『そんな時間ないよ』
という人もいるかもしれません。

でもそんな人は甘えているだけです。
どんな人でも、1日1時間くらいの時間はとれるはずです。

あなたもがんばってみませんか?

以上になります。
最後まで読んでいただいてありがとうございました。

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