教育ママ
『なぜ小学校でプログラミングが必修化されるの?
うちの子供は一体、なにやらされるのかしら?』
こんにちは、AWAKOJIです。
今日も、薬剤師をやりながらプログラミングの勉強をしています。
今回は、プログラミング記事の第三弾です。
第一弾では『プログラミングとは?』、第二弾では『プログラミング言語とは?』を記事にしてみました。


第三弾では、小学校でプログラミングが必修化されることを記事にしてみようと思います。

5分もかからず読めるのでぜひご覧ください。
この記事の内容
・プログラミング必修化の時代がやってきた!
・小学校でのプログラミング必修化の目的は3つ!
・プログラミングという科目はできない!
・AWAKOJIあとがき
漫画~プログラミング必修化in小学校~
以上、小学校で必修化されるプログラミングについて漫画で説明してみました。
以下、文章でもう少しだけ詳しく説明したので、よかったらご覧ください。
プログラミング必修化の時代がやってきた!
現代は、どこにでもコンピュータがあります。スマホやパソコンだけでなく、テレビ、冷蔵庫、洗濯機、車、病院、農業・・・数えきれません。しかも、その進歩はすさまじく、どんどん新しいものが開発されていきます。
今回、プログラミングが小学校で必修化されたのはこういった時代の流れが影響しています。
・情報をうまく活用し可能性を広げてほしい
・外国でもプログラミング教育が導入されている
このような理由から、コンピュータの仕組みを担うプログラミングが2020年度から小学校で導入されることになりました。

小学校でのプログラミング必修化の目的は3つ!
小学校でのプログラミング教育のねらいは、3つあります。
②コンピュータの役割に気付く
③各教科の深い理解につなげる
それぞれ簡単に説明していきます。
①プログラミング的思考を育てる
プログラミング的思考とは、お偉いさんによる有識者会議ではこのように定義されています。
「自分が意図する一連の活動を実現するために、どのような動きの組合せが
必要であり、一つ一つの動きに対応した記号を、どのように組み合わせたら
いいのか、記号の組合せをどのように改善していけば、より意図した活動に
近づくのか、といったことを論理的に考えていく力」
小学校プログラミング教育の手引(第一版)より

正直意味わからないので簡単にまとめます。
プログラミング的思考とは、コンピュータに目的を達成させるための手順を論理的に考えていくこと
AWAKOJI的には、これでよいでしょう!
プログラミングでコンピュータに目的の動きをさせるために、一つ一つ手順を考えていく必要があります。
トライ&エラーを繰り返し、コンピュータに目的のことをやらせる。
こういった経験を通して、論理的思考力を鍛えたいということです。
②コンピュータの役割に気付く
・そのプログラムは人が作っている
・コンピュータはどこにでも存在して生活を便利にしている
こういったことに気付かせることもプログラミング教育の目的です。
コンピュータの役割を気付かせ、それをうまく利用して問題を解決しようとする姿勢を作ることが狙いです。

③各教科の理解につなげる
親の世代は、算数の授業で定規やコンパスを使って正三角形を書きました。
正三角形は同じ長さの辺が3つあり、角度が60度ということを学びました。
今後は、プログラミングを使って正三角形を書くという授業を受ける可能性があります。
点をうち、そこから○センチ線を引く、○度の角度で曲がる、○センチ線を引く・・・というようにプログラムを考えます。こういった経験を通し、正三角形の深い理解につなげます。
これは、算数だけに限りません。
・社会では、条件を組み合わせて都道府県を特定することを考える
・音楽では、意図した音楽を作るためコンピュータで音やリズムを組みあわせる
・家庭科では、おいしいご飯を炊くためのプログラムを考える。
各教科で学ぶことを、プログラミング教育を通じてより深く理解することを目指します。
※上記のような授業を行うために、必ずしもパソコンやタブレットが用いられるわけではりません。しかし、コンピュータを使った体験をすることも重要なため、まったく使わないわけでもありません。
さらにプログラミング教育の時間を、どの教科にどれほど費やすかどうかは各学校の判断にゆだねられます。

プログラミングという科目はできない!
一番勘違いしやすいのは、『プログラミング』という教科ができるわけではないことです。
すでに説明したように、各教科でプログラミングが取り入れられるということです。
またプログラミングという教科はできませんが、総合的な学習の時間などでプログラミングについて学ぶこともあります。
プログラミング言語を覚えることを目的としていないため、プログラミングのスキルのみを評価することもありません。

AWAKOJIあとがき
今回の記事で小学校でのプログラミング必修化について勉強しましたが、
『小学校の授業でこれをやります!』
みたいに具体的なことは決められていませんでした。
こんな感じ・・・
こんな方向性で・・・・
みたいに書かれています。
だからプログラミング教育は、各学校の考えや、先生のやる気、技能によってかなり変わってくるのではないかと思います。
親の世代のほとんどは、プログラミングなんて学ばなかったわけですから、家庭学習もどのようにすればいいかわかりません。
心配になって子供をプログラミング教室に通わせる親も出てきているようです。
プログラミング教育はとても大切なスキルであることは間違いないです。
それを今の子供たちにどのように教えるべきかは、まだまだ考えていく必要がありそうです。

参考サイト:
小学校プログラミング教育の手引(第一版)
未来の学びコンソーシアム