【完全解説】ドラッグストア薬剤師の仕事内容とメリット・デメリット

薬局薬剤師
『調剤薬局の経験しかないけど、ドラッグストアってどうなんだろう?』

ドラッグストアも悪くないですよ。

こんにちは、Awakojiです。
普段は、昼は調剤薬局で働き、夜は動画編集をしています。

この記事では、ドラッグストアでの薬剤師の仕事内容、そしてメリット・デメリットを説明します。
ドラッグストアに興味がある薬剤師、ドラッグストアへの就職を希望している薬学生は、ぜひ参考にしてください。

『Awakojiは大学院生のときにドラッグストアでバイトしていました。
その時の経験も書きました!』

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ドラッグストア薬剤師のまとめ


この記事は長いので最初にまとめておきます。

【ドラッグストアとは?】
『生活に必要な物を売っているところ』

【ドラッグストア薬剤師の仕事内容】

  • 調剤
  • OTCの販売
  • 衛生用品・日用品の販売
  • 品出し・レジ打ち
  • 健康相談

【ドラッグストア薬剤師のメリット】

  • 給料が高い
  • 薬剤師以外の人と仲良くなれる
  • 伸びている業界である
  • お客さんとの交流が楽しい
  • 経営の勉強ができる

【ドラッグストア薬剤師のデメリット】

  • 薬剤師としてのスキルアップがしにくい
  • 勤務時間がマチマチ
  • 怖い人がいる
  • 接客
  • 登録販売者

ドラッグストアに転職するためにやること

  • 希望を書き出しておく
  • 将来のプランを考えておく
  • 転職サイトを利用する

ドラッグストアへ転職する薬剤師におすすめの転職サイト

それぞれの項目を解説していきます。

1.ドラッグストアとは?

そもそもドラッグストアとはなんでしょうか?

日本チェーンドラッグストア協会のHPに、以下のように定義づけられています。

『ドラッグストアとは、医薬品と化粧品、そして、日用家庭用品、文房具、フィルム、 食品等の日用雑貨を取扱うお店というように、日本チェーンドラッグストア協会では 考えています。 実際、ドラッグストアとはこういものだという定義は、国や行政でも定めたものはあ りません。 一つはっきりいえることは、ドラッグストアは、健康で美しく、しかも日々の生活に 欠かせないさまざまな商品を置いているということです。少なくとも「くすり屋さん」 とか「化粧品屋」といったお店とは明らかに異なっていることはおわかりになると思 います。 健康で美しく毎日を豊かに暮らしたいという皆の願いからできたお店ということがい えると思います。』

簡単に要約すると、
『生活に必要な物を売っているところ』
という感じでしょうか。

トイレットペーパー、シャンプー、電池など生活に必要ですよね。
その必要な物の1つに『薬』があるわけです。

ドラッグストアで販売できる薬は、市販薬と呼ばれます。
市販薬には、要指導医薬品と一般用医薬品があります。

一般用医薬品には、1類、2類、3類医薬品とわけることができます。
数字が小さい方が、安全性上、特に注意が必要な医薬品となっています。

要指導医薬品1類医薬品には、薬の説明の義務があり、それができるのは薬剤師だけです。
2類医薬品の薬の説明は努力義務、それができるのは薬剤師・登録販売者です。
3類医薬品は不要となっています。

また、市販薬と違って、医師による処方箋がなければ渡せない薬を、医療用医薬品と言います。
調剤薬局で扱う薬が、この医療用医薬品ですね。

ドラッグストアでも、調剤併設ドラッグストアであれば、医療用医薬品を取り扱えます!

2.ドラッグストア薬剤師の仕事内容

では、ドラッグストアで働く薬剤師は、どんな仕事をしているのか見てみましょう。
ドラッグストア薬剤師の主な仕事は以下のとおりです。

  • 調剤
  • OTCの販売
  • 衛生用品・日用品の販売
  • 品出し・レジ打ち
  • 健康相談

頻度の高いものから順に書きました。
それぞれ説明していきます。

2-1.調剤

調剤が可能なドラッグストアであれば、この仕事がメインになります。

お客さんが持ってきた処方箋にもとづいて調剤を行います。

扱うのは医療用医薬品ですね。
これは調剤薬局の薬剤師がやっていることと変わりはありません。

  • 処方箋を受け取る
  • 調剤
  • 監査
  • 投薬

といった流れです。

ドラッグストアの一角に調剤スペースが設けられて、調剤している間に、お客さんは、店内を買い物をしているパターンが多いでしょう。

調剤可能なドラッグストアだとしても、売り上げの多くを医療用医薬品以外に頼ることが多いです。
つまり、処方箋の枚数が非常に多かったりするところは少ないです。
置いている薬の数も多くはありません。

ただ、調剤報酬の加算(具体的に言うと、地域支援体制加算)の条件の1つに『医薬品の数を1200種類以上にすること』といった規定があります。
この条件を満たすために、ほとんど使わない薬が何百種類も10錠だけ置いてある、といったケースもあります。

大型調剤薬局と比べると比較的ゆったりと業務にあたることができますね。

2-2.OTCの販売

調剤が併設されていないドラッグストアであれば、OTCの販売がメインになります。

OTCとは、『Over The Counter』の略になります。
カウンターを通して、お客さんに販売する薬という意味ですね。

OTCを買いにくるお客さんは、

  • 病院に行く時間がない
  • 病院が嫌い
  • 置き薬としてほしい

など、いろいろな理由で来店されます。

そういったお客さんに、事情を聞いて、数ある薬の中から最適な薬を薬剤師が選びます。
調剤薬局とは違うのは、薬を選ぶのが医師ではなく薬剤師であるという事です。

ここにドラッグストアの面白さがあります。
症状、体質、併用薬などを聞いて、最適な薬を選ぶというのは、病院で医師がやっている事と似ています。

プライマリ・ケアの知識も必要ですね。

プライマリ・ケアは簡単に言うと
「身近にあって、何でも相談にのってくれる総合的な医療」
という意味です。(日本プライマリ・ケア連合学会)

つまり、お客さんの要件・症状を聞いて的確な指導を行う必要があるわけです。

  • 適切なOTCを選択する
  • 食事・生活指導を行う
  • 病院への受診をすすめる
  • 救急車を呼ぶ

症状によっては、ドラッグストアでは対応できない症状もあります。
病院への受診をすすめたり、ときには、救急車を呼ぶことも必要があるかもしれません。

またOTCは、医療用医薬品より一般的には副作用が少ないです。
そのためお客さんは、安易にOTCを購入しがちです。

薬剤師は、そのようなお客さんに対して、注意・指導することも仕事です。

有名なものだと、眠気覚まし、風邪薬、エナジードリンクに含まれるカフェインの摂りすぎですね。(実は身近すぎる薬物中毒 ~カフェイン過剰摂取~)

カフェインと摂りすぎるとカフェイン中毒になって、吐き気や動悸をおこし、最悪の場合、死に至ることもあります。
カフェインの摂り過ぎによる死亡事故が日本でも過去に起きています。

OTCの販売と言えども、あなどってはいけませんね。

いろんなことを想定すると、ドラッグストア薬剤師の仕事がとても奥の深いものであることが理解できます。

2-3.衛生用品日用品の販売

ドラッグストアでは、衛生用品・日用品も販売しています。

特に衛生用品は薬と関連して、販売が必要なケースが多いです。

氷枕、マスク、ガーゼ、ばんそう膏といった物です。
調剤薬局でも販売はしていますが、品ぞろえは圧倒的にドラッグストアが上です。

僕の働く調剤薬局でもガーゼ、ばんそう膏を販売していますが、ほぼ売れません・・・

ドラッグストアの方が価格も安く、ポイントあるので、ほとんどの人はドラッグストアで衛生用品を購入されます。
調剤が可能なドラッグストアの場合、調剤の待ち時間に商品を購入しようとする方も多いです。

ドラッグストア薬剤師は、数あるマスクやばんそう膏の違いなど、豊富な商品知識が必要になってきます。
ときには、従業員に質問をされることがあります。

僕もアルバイトをしていた当時、従業員にさまざまな質問をされました。
従業員は、『薬剤師なら知っていて当たり前』と思っているケースが多いです。

なので、『わからない』『知らない』と答えると、『薬剤師なのに??』
と言われることもありました。

それが悔しくて当時は、ドラッグストア商品の勉強を良くしていました。

衛生用品以外にも、

  • 高血圧や腎臓病といった病気から派生して食品
  • アレルギーから派生してせっけんや洗剤

これらの知識も必要になってくることもあります。

しかもその知識は、薬剤師の角度から見た成分などの知識です。

ここらへんになってくると、自分が薬剤師としてお客さんのために何をしてあげられるかを意識することも大切になってきます。

この意識を高く持つことで仕事の範囲が無限に広がっていきます。
お客さんの健康を維持させるために、ドラッグストア商品の知識を究めるのも楽しそうです。

2-4.品出し・レジうち

薬剤師といえども、商品の品出しやレジ打ちを手伝うこともあります。

この傾向は、調剤をしないドラッグストアほど顕著です。
特にポイントサービスの日などは、お客さんが大勢押しかけます。

僕がアルバイトをしていたドラッグストアでは月に2回くらいポイント3倍の日がありました。
その日は、お客さんが通常の2,3倍くらい来ました。

そのため、どうしても薬剤師がレジ打ちをする必要がでてきます。
薬剤師は他の従業員と比べレジ打ちが遅いイメージがありますね。

僕もアルバイトをしていたときは、かなり遅かったと思います。
袋詰めもうまくできなくて苦手でした。

ドラッグストアでは、薬とは関係ないスキルも必要とされると思いがちです。
でも、こういったことは他の職種でも同じではないかと考えます。

調剤薬局でもレジ打ちをしたり、待合室の掃除をしたりと薬剤師の業務とは関係ないことをすることもあるわけです。

すべての業務を経験することで、いろいろな視点から物事を考えられるようになり、その結果、薬剤師としてのスキルもあがるのではないかと思います。

2-5.健康相談

お客さんの健康相談にのることも薬剤師の立派な仕事です。
これはドラッグストアだけではなく、薬剤師なら当然の仕事かもしれません。

ただ、ドラッグストアの薬剤師の場合、自店においてある商品を販売することにつなげることも必要です。

僕のアルバイトしていたドラッグストアでは、プライベートブランドを扱っていました。
プライベートブランドとは、自社が独自で開発した商品のことです。

プライベートブランドは利益率が大きく、どこの会社でも販売目標が設定されていると思います。
僕も上司からプライベートブランドである風邪薬や健康食品を基本的に薦めるように言われていました。

本当に良質なプライベートブランドであれば、胸をはってお勧めできます。
でもプライベートブランドよりも良い商品がある中で、それをお勧めできない場合は、少し胸がモヤっとしてしまいます。

ここら辺は、薬剤師の葛藤が起きるシーンかと思います。

以上、ドラッグストア薬剤師の主な仕事をまとめました。
ここからはドラッグストア薬剤師のメリット、デメリットを解説します。

3.ドラッグストア薬剤師のメリット

ドラッグストア薬剤師のメリットは以下のとおりです。

  • 給料が高い
  • 薬剤師以外の人と仲良くなれる
  • 伸びている業界である
  • お客さんとの交流が楽しい
  • 経営の勉強ができる

3-1.給料が高い

ご存じのとおり、ドラッグストアの薬剤師の給料は高いです。

2019年売上高TOP5のドラッグストアの新卒の初任給をまとめました。

企業名 2019年度売上(百万円) 初任給(月)
ツルハ 782,447 286,640~446,640円
ウエルシア 779,148 355,000円
コスモス薬品 611,137 371,500円
マツモトキヨシ 554,605 337,000円
スギ 488,464 318,000円

参考サイト:ドラッグストア 売上高ランキング(2019年版)

会社によって手当が含まれていなかったり、転居をありにするかなどで変動します。
参考程度にとどめてください。

今回、給料を調べて感じたのは、僕が新卒のとき(10年以上前)よりも給料があがっていることです。
僕が新卒の時は、初任給が30万を超えるところは少ししかなかったという記憶があります。

今はどこのドラッグストアでも、新卒で初任給が30万を超えるようですね。
大卒の平均的な初任給が20万円なので、薬剤師免許の存在はかなり大きいです。

年収で計算すると、500万~600万が多いです。
そして、管理薬剤師をやったり、地方のドラッグストアならさらに給料があがります。

僕は、情報収集のために転職サイトに登録しています。
ドラッグストア薬剤師の募集で年収700万のところがありました。

また転職サイトのエージェントから、800万でドラッグストアに転職できた薬剤師がいると聞いたこともあります。

そして、課長クラスになると年収は1000万円を超えることもあるようです。
すごいです・・・。

パートに関しては、時給2000〜2500円が相場です。
一般的なパート時給の倍以上ですね。

仕事と育児を両立させたい家事・育児と仕事を両立させたいママさん薬剤師にも、恵まれた環境だと思います。

大学院の時にアルバイトしたドラッグストアの時給は、2000円でした。
未経験でしかも、土日だけの計8時間程度でしたが2年近く雇用して頂けました。

ドラッグストア薬剤師の給料が高いのは、以下の理由があります。

  • 薬剤師不足
  • M&A
  • 24時間営業

調剤薬局もそうなのですが、ドラッグストアは基本的に、薬剤師が不足しています。

また、M&Aによって新店が増え続け、薬剤師不足に拍車がかかります。
そして、24時間365日営業のドラッグストアも存在します。

薬剤師が辞めないように、24時間営業のドラッグストアにも薬剤師を置けるように給料を高く設定する必要があるわけです。

僕の近所でも、ドラッグストアが乱立しています。
そこには必ず、薬剤師募集のポスターが貼られています。

そのポスターに書かれている薬剤師の給料は随分と高額です。
しかも、転職しただけで、お祝い金30万って書いてあることもあります。

薬剤師不足であることがよくわかります。

また、ドラッグストアは調剤薬局と違って、調剤報酬改定の影響を受けづらいことも薬剤師の給料を高く維持できる理由の一つにかと思います。

調剤報酬改定は、どんどん削られていっていますよね。
調剤薬局の利益も下がってきています。

しかしドラッグストアは、医療保険を利用しない、OTCや健康食品、日用品を多く取り扱っています。
そのため、あまり改定の影響が小さく、薬剤師への給料を高く設定できるのです。

調剤薬局では、改定のたび、その対応に振り回されてます・・・

3-2.薬剤師以外の人と仲良くなれる

ドラッグストアには、薬剤師以外の従業員も多く働いています。

  • 一般の正社員
  • パートの女性
  • アルバイトの学生
  • 化粧品担当の社員

薬剤師以外の人と交流できることがドラッグストアのメリットです。

僕がドラッグストアでアルバイトしたとき、そこの店舗には同じ年の人が3人もいました。
よく飲みに行ったりもしていて、楽しかったです。

薬剤師というのは、同じバックグラウンドの人で固まりやすいと思います。
僕が通っていた大学は薬科大学だったので、薬学部の人しかいないわけです。

そんな中、

  • 専門学校に通っている男性
  • 文系大卒の正社員
  • 高卒で結婚しパートをしている女性
  • 化粧品担当の女性

といった人と話すのはとても新鮮でした。

ドラッグストアで働けば、考え方が広がると思います。

3-3.伸びている業界である

現在、ドラッグストアは成長産業です。

先程も書きましたが、さまざまな場所でドラッグストアが乱立しています。
M&Aが加速しています。

最近では、

  • ココカラファインとマツモトキヨシHDの経営統合
  • ツルハHDによる広島中央薬局のM&A
  • ウエルシアHDによる一本堂の吸収合併

などがありますね。

ドラッグストア特集:数字から見るドラッグストア 総店舗数2万店突破 | 日本食糧新聞電子版
日本チェーンドラッグストア協会(JACDS)が3月に発表した2018年度版「日本のドラッグストア実態調査」によると、全国総売上高は6.2%増の7兆2744億円となり、17年度の5.5%増を上回る増収率となった。食品・調剤の拡大が続き、店舗の大型化も進行している。主要企業の業績は、JACDSの18年度統計とおおよそ合致す...

この記事によると、

  • ドラッグストアの店舗数は2万件を突破
  • 10年で3割店舗数が増加
  • 1店舗当たりの売り上げが過去最高
  • その要因の一つに食品・調剤に力を入れている

こういったことが書かれています。

ドラッグストアの店舗数は今も伸びており、今後も伸びていくことが予想されます。
一般的に、成長産業に身を置けば、大きな努力をしなくても高い報酬をもらえることができます。

ドラッグストア薬剤師がこれに当てはまります。

逆に、調剤薬局は医療費の削減により大きく利益が落ち込んでいます。
一生懸命努力しても、給料はあがらず、逆に減らされる可能性がでていきています。

また増大してく医療費を削減するために、政府は予防医療を推進していくことが予想されます。
つまり、予防医療に国の予算が計上されるわけです。

その時に、予防医療を担うドラッグストア薬剤師が活躍する未来も予測できます。

さらに、M&Aを繰り返すことで、ドラッグストアは大手企業が増えてきます。
大手企業であれば、福利厚生が充実しています。

例えば以下のものです。

  • 子育て支援制度
  • 時短勤務
  • 持株制度
  • 借上社宅
  • 企業型確定拠出型年金
  • 介護休暇
  • 長期休暇制度
  • 買い物割引
伸びている業界の中で、多くの福利厚生を受けることができるのは、ドラッグストアのメリットですね。

3-4.お客さんとの交流が楽しい

ドラッグストア薬剤師は、お客さんといろんなコミュニケーションをとることができます。

これは、調剤薬局もあてはまります。
ですが、調剤薬局よりドラッグストアの方が、お客さんとのコミュニケーションが多くなると考えます。

なぜかというと、調剤薬局に来局される患者さんは、来局した時点で問題が解決していることが少なくないからです。
病院の医師からある程度、指導を受けているため、患者さんは来局時には困っていないと言うわけです。

そのため、調剤薬局の薬剤師はお薬を渡すだけになってしまうパターンもあります。

ドラッグストアは、ちょっと違います。

ドラッグストアの場合、OTC購入する際に、関われる専門家が薬剤師だけです。(OTCによっては登録販売者も)
OTCを購入するときにわからないことがあった場合、頼るのは薬剤師になります。
お客さんから薬剤師を求めてくるわけです。

そこで、病気の話から食事の話まで、さまざまな相談を受けることもあります。
そういったときに有益な情報を提供することができれば、お客さんに感謝されます。

これが薬剤師のやりがいにつながります。

ドラッグストアはお客さんと深くかかわれてやりがいがあるのでそれがメリットになります。

3-5.経営の勉強ができる

ドラッグストアでは、調剤報酬に頼らない、一般的な経営の勉強をすることもできます。

  • 商品の売上
  • 売上につながる売り場づくり
  • 購買率があがるPOPの作り方
  • 適正な人員配置

需要のある商品を見極め陳列します。
売り場づくりも面白いです。

POPづくりもやったことがありますが、とても奥が深いです。
自分のアイデアが売り上げにつながった時の喜びはとても大きいです。

ドラッグストアで学べる経営の知識は、ドラッグストア以外でも役に立ちます。
将来の選択肢を増やすことができるわけです。

こんな感じで、経営の勉強ができるのが、ドラッグストアのメリットだと考えます。

以上、ドラッグストア薬剤師のメリットを説明しました。

4.ドラッグストア薬剤師のデメリット

次はデメリットです。
ドラッグストア薬剤師のデメリットは以下のとおりです。

  • 薬剤師としてスキルアップがしにくい
  • 勤務時間がマチマチ
  • 怖い人がいる
  • 接客
  • 登録販売者

それぞれ説明します。

4-1.薬剤師としてスキルアップがしにくい

ドラッグストアでは、

  • OTCなどの医薬品
  • 日用品
  • 介護用品
  • 化粧品

などさまざまな商品の知識が身に付きます。

これは裏を返せば、薬の勉強をする時間が少なくなるわけです。

つまり薬剤師としてのスキルアップがしづらいわけです。
もちろん店舗にもよるのですが、比較的ドラッグストアでは、

  • 新薬に触れる機会が少ない
  • レジ打ち・品出しなど薬と関係のない業務がある
  • 社内で(薬の)勉強会が少ない

といった特徴があります。

症状の重い患者さんと接する機会が少ない事や、新しい薬のことを学べる時間がないことなどいろいろな原因が考えられます。

このデメリットは、いかに意識を高く持って、勉強していけるかで解消できるのではないかと考えます。
専門薬剤師の認定資格を取得したり、薬剤師会の勉強会に積極的に参加することも大切になってくると思います。

4-2.勤務時間がマチマチ

ドラッグストアは、

  • 夜遅くまでやっている
  • 24時間営業の店舗も
  • GW・年末年始・祝日も営業

といった特徴があります。
そのため、勤務時間にバラつきがでやすいです。

基本的には8時間勤務になるので、昼から出勤することもありますし、4時間勤務を週に2回するケースもあります。
また、人手不足の場合は、朝からラストまでずっと勤務する可能性だってあります。

生活リズムが崩れやすいのがデメリットです。

ただ、プラスにとらえると、いろいろな働き方ができるというわけなので、子供の送り迎えの時間をずらすことができたり、混雑しやすい祝日に働き、閑散期に休みをとって旅行に行くという事もできるわけですね。

4-3.合わない従業員がいる

これは僕の個人的な考えなのですが、ドラッグストア従業員には合わない人がそれなりにいます。

なぜなら、薬剤師とのバックグラウンドが違うからです。
僕が、アルバイトしたドラッグストアには、

  • 元ヤンキーのアルバイト(店長とケンカ)
  • 高卒でできちゃった結婚した女性(夫は超こわもて)
  • 気が強い化粧品担当のおばさん(悪口大好き)

正直怖かったです。

元ヤンキーは店長とケンカをしており、レジ担当をしている店長が混雑時、ヘルプのベルを鳴らしても助けに行かないってことがありました。

できちゃった結婚の女性は、地元で有名な悪女という噂を聞きました。

化粧品担当のおばさんにはレジの対応で怒られたことがあります。

僕はコミュニケーションが苦手なので、全く仲良くなれなかったです。
今となっては、勉強にもなったし、話のネタにもなっています。

でも、当時は僕はこの人たちとは関わらないようにしていました・・・

ドラッグストアの従業員はさまざまな人がいるため、合わない従業員がいると大変になるというのがデメリットですね。

4-4.接客が大変

これも統計があるわけなく、僕の考えです。

  • 調剤薬局よりクレームが多い
  • 万引きがある
  • 返品などの対応も必要
  • 絶えずお客さんがいる

これらの理由からドラッグストアの接客は大変だと思います。

一方、調剤薬局では、処方箋や問診で患者さんの住所や名前が分かっています。
これが、クレームや万引きの抑止力になるのではないかと思います。

そもそも置いてある商品も少ないので万引き自体が起きないです。

ドラッグストアでは、お客さんの身元が分からないことが多いですし、店舗も広いので万引きが起きやすいです。

商品も非常に多いので、破損等によって返品などの対応も必要になってきます。

コロナの影響によるマスク不足で、ドラッグストアの接客の大変さもニュースになっていましたよね。

また僕がバイトしていた時は、万引き犯を捕まえようと店長が躍起になっていたのを覚えています。

ドラッグストアでは高度な接客スキルが必要なのではないかと思います。

4-5.登録販売者によって仕事が奪われる

ドラッグストア薬剤師の将来を予測する上で、登録販売者の権限に注目する必要があります。

現在ですと、薬剤師だけに、要指導医薬品と第一類医薬品を販売する権利があります。
この権利がずっと続くかどうかは不明です。

もし、登録販売者と薬剤師の権限が同じになってしまうと、薬剤師はリストラされるか給料が一気に下がります。
実際、登録販売者ができてから、1店舗当たりの薬剤師の数が減りました。

そして、あるドラッグストアは薬剤師を採用するのをやめ、要指導医薬品と第一類医薬品の取り扱いをやめました。

そもそも、一般用医薬品の9割以上は第2類と第3類です。
そのため、薬剤師しか扱えない第1類医薬品や要指導医薬品を販売できなくとも、経営が成り立ってしまうのです。

こういった感じで、登録販売者によって仕事が奪われる可能性があることがドラッグストアのデメリットです。

そもそも、勉強しない、知識を従業員に還元できない薬剤師は後々、会社からお払い箱になってしまうでしょう。

以上、ドラッグストアのデメリットを解説しました。

5.ドラッグストアに転職するためにやること

メリット・デメリットを理解していただけたでしょうか?
理解した上でドラッグストアへの転職を望むなら、以下の3つをやりましょう。

  • 希望を書き出しておく
  • 将来のプランを考えておく
  • 転職サイトを利用する

それぞれ説明します。

5-1.希望を書き出しておく

ドラッグストアで働く条件、希望をしっかりと書き出しておきましょう。

  • 年収
  • 勤務先
  • 通勤時間
  • 異動は可能か?
  • 転居を伴ってもよいか
  • 休みたい曜日は?

最低限クリアしたい条件と、できればクリアしたい条件に分けておくと、ドラッグストアを選択しやすいです。
ドラッグストアは、長時間休みなく営業しているところが多いです。

そのため、特に勤務時間帯などは、しっかりと条件を押さえておいた方がよいです。

5-2.将来のプランを考えておく

自分がドラッグストアで何を学ぶのか明確にしておきましょう。

  • OTC
  • 健康食品
  • 店舗運営

もちろん『全部!』と言う人もいると思います。
しかし、まず一番優先させるものを決めておいた方が、いずれも中途半端にならずにすみます。

そして、その学んだ知識を使って将来何をしたいのかまで踏み込みましょう。
・OTC→ブログやYouTubeで情報発信する
・健康食品→健康イベントを主催する
・店舗運営→自分で何か事業を始める

やれることは無限にありますね。
転職前にドラッグストアで何をするのか思考しておきましょう。

5-3.転職サイトを利用する

転職サイトを利用した方が、転職に失敗しづらくなります。

転職サイトのメリットは以下のとおり。
①無料で利用できる
②業界の動向を知ることができる
③自力では見つけることのできない優良求人を知ることができる

転職サイトを利用することで、エージェントからアドバイスをもらえたりもします。
また、公開されていない優良求人を知ることもできます。

デメリットは1つだけです。
それは、
『エージェントは、ほぼ100%転職をすすめてくる』
ということです。

そのため、エージェントの言う事に流されない為に、
①『希望を書き出しておく』、
②『将来のプランを考えておく』
といったことが必要になってきます。

①,②の考えに当てはまらない求人は、エージェントが薦めても安易に転職しない方がいいです。

6.ドラッグストアに転職する薬剤師におすすめの転職サイト

では最後に、ドラッグストアへ転職する薬剤師におすすめの、転職サイトを紹介します。
以下の3つです。

それぞれ簡単に説明します。

6-1.マイナビ薬剤師


マイナビ薬剤師は、株式会社マイナビが運営する大手の転職サイトです。
ドラッグストアの求人数が多く、まず最初に利用すべき転職サイトと言えます。

転職先の人間の性格や、面接官の特徴まで詳細にヒアリングすることで、転職の成功率を高めています。
また、5年連続『利用者満足度No.1』に選ばれているほど、薬剤師へのサービスが手厚い会社です。

特に、転職希望者1人につき求人を紹介する件数が平均20件を超えています。
転職に慣れていない人へのサポートも充実しているため、安心して転職ができます。

【評価】
★★★★★
【年齢】
20代後半
【職種】
併設ドラッグ⇒併設ドラッグ
【感想】
初めての転職だったので緊張したが、マイナビを利用してよかったと思う。転職サイトに登録すると、コンサルタントが強引に転職させようとするという噂を聞いていたので、身構えてしまっていたが、まったくそんなことはなかった。仕事をしていると、転職活動が不十分になりがちだけど、コンサルタントがかわりに求人を探してくれるので本当に助かった。転職の注意点等も教えてもらって、うまく転職できたと考えています。
【利用した転職サイト】
マイナビ ジョブデポ

6-2.リクナビ薬剤師


リクナビ薬剤師は、リクルートグループが運営する薬剤師専門の転職サポートサイトです。

  • リクルートエージェント
  • タウンワーク
  • リクナビ
  • とらばーゆ

などを通じ、好条件の求人を幅広く持ち、求人数は業界トップクラスです。

リクルートグループとしては、年間100万人以上の転職を支援しており、非公開求人の中にも、リクルートでしか扱っていない求人が多くあります。

リクナビは大手の企業に強いと言われています。
ドラッグストアは、M&Aを繰り返しているため、大手企業が多く、その求人が豊富です。

特にドラッグストアの中でも、調剤併設ドラッグストアの求人の取り扱いが豊富です。

【評価】
★★★★★
【年齢】
20代後半
【職種】
調剤薬局⇒調剤薬局
【感想】
<良い点>
半日以内にレスポンスがあるほど対応が早い
毎日のようにこまめに連絡があり不安に感じさせない
紹介求人の多く、15件ほど紹介してもらった
内定後に条件に不満はないかなどのフォローがあった
コンサルタントが薬剤師の仕事に詳しく悩みを話しやすかった
<悪い点>
対応が早すぎるのでゆっくり活動したい人には不向きかも
【利用した転職サイト】
リクナビ薬剤師 マイナビ ファルマスタッフ

6-3.ヤクジョブ


ヤクジョブとは、1996年から薬剤師を中心に転職をサポートする会社です。
運営しているのはクラシス株式会社です。
自社調べでありますが、利用満足度97.7%あります。

エージェントからのフォローもあり、求人の質が高いという口コミ・感想もありました。

【評価】
★★★★☆
【年齢】
20代前半
【職種】
調剤薬局⇒調剤薬局
【感想】
情けない話ですが、社会人1年目での転職でした。この場合は、転職が不利になるかと思っていました。でもエージェントが、前の会社では教育システムが整っていなかったこと、残業が月30時間を超えていたことなど退職理由をうまく、先方に伝えてくれて無事に採用されました。エージェントのおかげで、今の薬局で社会人として再スタートを切れたのでよかったです。
【利用した転職サイト】
ヤクジョブ ジョブデポ

以上、ドラッグストア薬剤師について長々と書いてきました。
最後まで読んでいただきありがとうございます。

この記事を読んで、ドラッグストア薬剤師について少しでも知って頂けたようでしたら、うれしいです。

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